「外国人留学生のためのキャリアセミナー2017」開催されました

12月11日(月)、文学研究科の外国人留学生を対象に北大人材育成本部の国際人材育成プログラム(I-HoP)の協力を得て、「外国人留学生のためのキャリアセミナー」が開催されました。

講師の飯田 良親先生は、ベテランのキャリアコンサルタントであり、I-HoPにおいて、多くの北大の外国人若手研究者のキャリア支援を行っておられます。昨年に続き、2度めの文系の外国人向けキャリア支援イベントで、文学研究科だけでなく、文系他部局の大学院生にも対象を広げて実施されました。

今年の夏実施した外国人留学生のアンケートの中で、文学研究科の修士課程留学生が「就職活動の最初の一歩をどのように踏み出せばいいのかを迷う」とコメントしていたことを受け、「最初の一歩=まずは自分自身を知ること」についてお話がありました。その後、留学生のキャリアプランや、博士人材のキャリアパスについて従来から変化してきた新しいモデルの解説がありました。そして、留学生には最も不可解な日本独特の採用プロセスとその背景、それを受けた就職活動の進め方へのアドバイスがありました。

「文学研究科の留学生のみなさんは、日本語が得意なので、日本企業で活躍できる場がたくさんあります」講師の飯田先生は、留学生に向けてていねいな日本語でお話を進めてくださいました。参加者からは明晰な説明がとても好評でした。

更に、文学研究科独自のキャリア支援策や北大人材育成本部によるキャリア支援策について紹介がありました。文系の大学院生向けのキャリア支援は、昨年始まったばかりで、さまざまな支援の取り組みはまだ十分に浸透しているとは言えません。今回紹介したさまざま支援策についても、はじめて知った人が多く、キャリアカウンセリングなどに興味をもった人もいたようです。

アンケートでは、もっと時間をかけてじっくりとお話を聞きたい、先輩の事例説明、体験談が聞きたいなど、非常に積極的なコメントが多く寄せられました。