若手研究者支援セミナー「専門書出版への橋渡し」開催されました

3月20日に若手研究者向けに、学術書の出版を支援するセミナーが開催されました。学術書の出版に際して気をつけるべきこと、知っておいてほしいことについて、多くの著書を出版されている中村 三春先生(映像・表現文化論講座 教授)と、北海道大学出版会・編集者の今中 智佳子さんにお話を伺いました。

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セミナーでは、まず中村先生からご自身の出版体験をご紹介いただいた後、研究書を出版するとはどういうことかをお話いただきました。座視していても出版できない。では何をすればいいのかを、研究キャリア形成という視点から解説されました。

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「出版は研究活動の一環である」と若手研究者を鼓舞する中村先生

次に今中さんからは、学術専門書出版の実情や出版助成金、読んでもらえる本にするためのアドバイス、出版までのおおまかな流れといった、具体的なお話があありました。

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「文学研究科には独自の出版助成制度があるので、ぜひ挑戦してください」
出版助成金の獲得を勧める今中さん

この他、北大出版会理事長の櫻井先生(社会システム科学講座 教授)から、博士論文を出版するにはどうしたらよいかというコメントもいただきました。参加された若手研究者の皆さんからは「学術書を出版するための手段・手続がよくわかった」「裏話やアドバイスなど具体的な話を聞くことができ勉強になった」「今後の研究活動にも参考になった」など、非常に役に立ちそうだという感想が多く寄せられました。