「環境と社会」研究会主催 報告会
人びとの自然再生-順応的な環境ガバナンスへ
日時:2017年 6月23日(金)18:30-20:30(18:10開場)
※ 終了後懇親会を予定しております
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階W201室
※北海道大学総合博物館の右斜め前の建物です
報告者:宮内 泰介さん(北海道大学大学院文学研究科・教授)
報告の内容
<タイトル>「人びとの自然再生-順応的な環境ガバナンスへ」
<要旨>自然とは何だろうか? 自然を持続的に保全・活用していくための社会的しくみとはどのようなものだろうか? 本報告では、それを、ソロモン諸島や宮城県北上川河口地域などの豊富な事例から考えます。そしてそこから、環境ガバナンスに求められる「順応性」について考え、さらに、その順応性が発揮できるための要素として、複数性、学び、評価、社会学的感受性、専門家の役割、物語の役割、などについて議論します。
報告者プロフィール
北海道大学大学院文学研究科教授。博士(社会学)。環境社会学。ソロモン諸島、宮城、北海道でのフィールドワークから自然と地域社会の関係について研究。さまざまな市民運動・市民活動にも参画。2011年の東日本大震災後は宮城県石巻市で復興支援。著書に、『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波新書)、『どうすれば環境保全はうまくいくのか-現場から考える「順応的ガバナンス」の進め方』(編著、新泉社)、『かつお節と日本人』(共著,岩波書店)、『なぜ環境保全はうまくいかないのか』(編著,新泉社)、『開発と生活戦略の民族誌』(新曜社)、『半栽培の環境社会学』(編著,昭和堂)など。
お問い合わせ
笹岡 正俊(北海道大学大学院文学研究科)
Email: m.sasaoka*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)