この度、神経科学、精神医学、哲学の三つの分野の融合領域で著名な研究を行っているゲオルク・ノルトフ(Georg Northoff)教授(オタワ大学)の講演会を開催することになりました。同氏は、うつ・統合失調症・植物状態などにおける脳の異常から、それとの対比を通して、脳の様々なはたらきや「意識の謎」を照らし出すという大変興味深い研究で知られています。邦語でも、『脳はいかに意識をつくるのか──脳の異常から心の謎に迫る』(白揚社・高橋 洋訳)という翻訳が最近出版され、話題になっています。 ノルトフ先生の業績をご参照下さい。
今回教授は、新学術領域研究「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」のために来日されましたが、特別に北海道大学でもご講演下さいます。大変貴重な機会ですので、ぜひご参加頂ければ幸いです。
ゲオルグ・ノルトフ教授(オタワ大学)講演会
Dr. Georg Northoff (Professor at University of Ottawa)
Mind-body problem – Do we need to replace it by the world-brain problem?
「心身問題は世界‐脳問題によって置き換えられるべきか?」
日時
6月23日(金)18:15 〜
場所
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W309
事前申込不要、直接会場にお越しください。
言語
英語
DATE
Friday, 23 June, 18:15-
Venue
Hokkaido University, Humanities and Social Sciences Classroom Building, W309(Map)
Language
English
主催
科学研究補助金・基盤研究(C)
「現実」概念の現象学的・媒介論的再定義──現象学・近代日本哲学・意識の科学
(課題番号:17K02153 研究代表者:北海道大学准教授・田口 茂)
共催
北海道大学大学院文学研究科倫理学講座
問い合わせ先
倫理学講座・田口 茂
Email: tag[at]let.hokudai.ac.jp