このたび日本近世史の権威であるロナルド=トビ先生を北海道大学にお迎えし、講演会を開催することになりました。貴重な機会ですので、ご興味のある方は、奮ってご参加ください。
容姿と装束にみる近世日本 ー 近隣異国像と自己像 ー
日時:2016年10月17日(月)18:00〜20:30
場所:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)202教室
講演者:ロナルド=トビ 先生(イリノイ大学名誉教授/日本近世史)
演題:容姿と装束にみる近世日本 ー 近隣異国像と自己像 ー
参加費:無料(事前申込不要)
対象者:どなたでも参加できます
主催:北海道大学大学院文学研究科 日本史学講座
共催:北大史学会
後援:北海道大学アイヌ・先住民研究センター
お問い合わせ
文学研究科 日本史学講座 橋本 雄
TEL: 011-706-2869
ロナルド・トビ 先生について
米国イリノイ大学名誉教授。1942年生まれ。コロンビア大学博士。専攻は日本近世史。第1回日本研究功労賞受賞。小学館版「日本の歴史」シリーズ編集委員等を歴任。2000-02年度、東京大学大学院人文社会系研究科教授。斬新かつ鋭利な視点で、日本近代史・東アジア国際関係史研究の発信を続けている。近世日本を単純に「鎖国」としてのみ捉えることをいち早く批判し、とくに日朝関係に軸足をおきつつ、近世の国際関係史を塗り替えてきた。その最初の成果が、早くから邦訳され、いまや古典的地位をしめる『近世日本の国家形成と外交』(速水 融・川勝 平太ほか訳)創文社、というモノグラフである。同書の出現は、歴史学界に大きなインパクトを今なお与えて続けていると言ってよい。近年の著作として、『「鎖国」という外交 (全集 日本の歴史 9)』小学館、があり、外交貿易史に留まらない、社会史的・人類学的な歴史叙述を展開している。今回は、ロナルド=トビ先生の初めての来道の機を捉え、おもに表象文化論的な視点から、最新の”鳶(とび)史学”の粋を御披露いただく。