16回北大人文学カフェ【「雨ニモマケズ」を誤読する】開催のお知らせ

以下の予定で、第16回北大人文学カフェを開催いたします。

今回のカフェのキーワードはズバリ、「雨ニモマケズ」。話し手は、文学研究科 映像・表現文化論講座の押野 武志(おしの たけし)さんです。あまりにも有名な宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。この解釈をめぐるあれこれ、また「雨ニモマケズ」のパロディや二次創作などの”誤読”について、サブカルチャーなどの時代背景も絡めてご紹介します。皆さま、是非お誘い合わせの上、お越しください。

日時:2015年7月4日(土)
15:00 – 16:30

場所:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン
札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル

話し手:押野 武志(おしの たけし)さん
文学研究科教授/日本近代文学・表象文化論

聞き手:齊田 春菜 さん
文学研究科博士後期課程(映像・表現文化論専修)

テーマ:「雨ニモマケズ」を誤読する
…教科書・パロディ・二次創作…

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「雨ニモマケズ」は、ふと手帳に記した宮沢賢治のつぶやき/ツイートであったかもしれません。それが、なぜこんなに有名になったのでしょうか。そして、有名になるまでにさまざま“誤読”されてきました。原文の書き換えをはじめとして、「雨ニモマケズ」論争や、「雨ニモマケズ」の大衆文化への浸透など、「雨ニモマケズ」がどのように受容され、“誤読”されてきたのか、その歴史を現代までたどりたいと思います。

“誤読”には、創造的な“誤読”も含まれます。「雨ニモマケズ」のパロディ歌や二次創作が今日においてもさまざまな形で広がっています。作品の“誤読”の歴史を調べ、そのような解釈を求めた読者の(無意識の)願望や時代背景を探るのも文学研究のひとつです。そして、原文に立ち返り、「雨ニモマケズ」のひとつひとつの言葉につまずきながら、私たちも“誤読”を実践しましょう。

参加料:無料
(事前申込不要。直接会場にお越しください。)

定員:約100名

主催:北海道大学文学研究科・人文学カフェ実行委員会

お問い合わせ

文学研究科・研究推進室
TEL: 011-706-4083
Email: kenkyu*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)