公開セミナー「これからのTD研究を考える」

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これからのTD研究を考える

トランスディシプリナリー研究(TD研究)とは、問題の解決に向けて研究者とその問題に関わる人びとが、研究のデザインから実施、そして解決策の実践までを共に進めて行くスタイルの研究です。このセミナーでは、開発途上国で広く実施されているASGM(小規模金採掘)がもたらす水銀汚染問題を取り上げ、これからのTD研究のあり方について考えます。具体的には、ASGMによる水銀汚染問題を解決するための道筋の解明を目的とした「SRIREPプロジェクト」(2019-2023年)を率いてきた榊原正幸さんに、そのプロジェクトの成果を報告してもらいます。その後、TD研究に関わってきた二人の研究者からのコメントとフロアとの議論を通して、TD研究を進めていくうえでの課題について考えます。

日時

2024年10月25日(金) 16:30〜18:15

場所

北大人文社会科学総合教育研究棟W201教室(北海道大学博物館の正面の建物の2階)
(札幌市北10条西7丁目)アクセス

※事前申込不要、直接会場にお越しください。
※参加費無料

定員

90名(先着順)

プログラム

講演 16:30~17:30
  • インドネシアの零細小規模金採掘による環境汚染とその問題解決の取組ートランスディシプリナリー研究の有効性の検証
    榊原 正幸(愛媛大学社会共創学部)
コメント 17:30〜17:50
  • グローバルサウスの地域社会における環境・社会・健康問題の解決に向けた超学際的アプローチ
    山内 太郎(北海道大学大学院保健科学研究院)
  • 環境破壊的小規模金採掘からの脱却を促がす応用地域研究の構想
    笹岡 正俊(北海道大学大学院文学研究院)
質疑応答・全体討論 17:50〜18:15

 

共催

  • SRIREPプロジェクト
  • 北海道大学大学院文学研究院笹岡正俊研究室

お問い合わせ

  • m.sasaoka@let.hokudai.ac.jp(笹岡 正俊)