国際研究集会「認知映画研究への入門」
Cognitive Film Studies: An Introduction
認知映画研究の特徴、方法論、及び日本映画研究/製作業界への導入の可能性
認知映画とメディア理論を日本の映画研究/製作業界に導入する可能性について議論し、異分野間の意見交換の機会を提供します。認知映画研究は、理論的背景に認知哲学や認知言語学はむろんのこと、2000年代に入ってから応用科学(認知神経科学や情報/メディア工学など)の他に認知心理学までに進出したという経緯があり、学際的アプローチであるとともに撮影現場とりわけカメラマンとエディターの仕事に応用される分野だからです。以上のような認知映画研究は、特に米国の大学/映像制作で重要な位置を占めているにもかかわらず、日本では今まで十分に注目され、総合的に考察されてきたとは言い難いです。したがって、国際的に名高い研究者であるコヴァーチ氏を招聘することで、北海道大学で認知映画研究に関する国際研究集会を開催することが可能となり、日本における認知映画研究の発展と拡大に資することができます。認知映画研究をめぐる国際研究集会は学術的にも映像製作業界にも大変意義深い機会となるでしょう。
認知映画理論と映画研究の専門家の方のみならず、心理学と映像、物語・空間・メディアと人の認知/知覚に興味・関心ある方は奮ってご参加ください。
日程・会場
- 日程: 2024年10月5日(土)・6日(日)
- 会場: 北海道大学北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W409
開催形式
- 対面開催
使用言語
- 英語 ※ラウンドテーブル交流会では必要に応じて司会が通訳
プログラム
10月5日(土)
13:00‐14:30 講演 「認知映画理論への入門」
講演者: コヴァーチ・アンドラーシュ=バーリント名誉教授
(エトヴェシュ・ロラーンド大学、ハンガリー、認知映画研究学会会員)
14:30‐15:00 休憩
15:00‐17:30 ラウンドテーブル交流会* 「認知映画研究をめぐって」
10月6日(日)
10:30‐12:00 オープンセミナー
コヴァーチ教授と一緒に映画を分析する会:フローリアン・ゼレール『ファザー』(2020)
12:00‐13:00 休憩
13:00‐16:00 研究発表
18:00 ~ 懇親会(札幌駅付近の居酒屋を予定)
*ラウンドテーブル交流会および懇親会は事前の申込が必要です
申込方法・申込期限
ラウンドテーブル交流会および懇親会
メールで事前登録のご希望をモルナール・レヴェンテ(北海道大学大学院 創成研究機構/文学研究院 映像・現代文化論研究室 特任助教)迄お送りください
送付先:mlevy002*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)
申込期限:9月20日(金)
研究発表
- 応募資格:北海道大学の院生(修士、博士後期課程)、若手研究者および英語で発表可能な方
- 発表内容:以下の二つのテーマから発表者が選択
・日本/外国の映画研究における一つの理論的な問題
・1950‐80年代におけるヨーロッパ現代映画の作品分析
応募締切:9月6日(金)
主催・支援
主催:北海道大学大学院文学研究院 映像・現代文化論研究室/創成研究機構 研究人材育成推進室
支援:若手研究者の支援制度「国際研究集会等開催支援制度」(創成研究機構研究人材育成推進室)
お問い合わせ
mlevy002*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)
モルナール・レヴェンテ(北海道大学大学院 創成研究機構/文学研究院 映像・現代文化論研究室 特任助教)