プラス・ミュージアム・プログラム
「ミュージアムと観光の新たな関係を創造する」ためのワークショップ
「訪れる」だけじゃない! ミュージアムと観光の相互作用の可能性。
ミュージアムが持つ資源を活用して、観光とどのような関係作りがこれから可能なのか。
評価学のプログラム評価の考え方を用いて、ミュージアムにおける観光への役割・支援のあり方を考えます。
概要
ミュージアムが観光に関して、(1)具体的にどのように関与しているのか。また、(2)ミュージアムのどんな機能がさらに観光への支援を可能にし、それによってどんな効果が生じるのか。この2つのことを、観光客が訪れる場を提供することに力点が置かれていないミュージアムの役割・機能から検討します。
具体的には、ワークショップ参加者が所属しているミュージアムまたは北海道大学総合博物館を事例に、ミュージアム自らが持つ資源を活用して、現状ではどのような役割や支援を観光に関して果たしているかを把握した上で、さらにその資源を活用して、今後、観光とのどのような関係作りが可能なのかを検討します。
その際、評価学のプログラム評価の考え方を用いて、ロジックモデルを使ったセオリー評価やアウトカム評価を実施し、対象ミュージアムにおける観光への役割・支援のあり方を考察します。
開催期間・回数、開催場所
- 2023年10月〜2024年1月の間、4回程度(1回3時間程度)のワークショップを開催
- 北海道大学文学研究院などにて、対面で開催
参加資格・募集人数
これまで、ミュージアムと観光との係わりに関心を持ってきた方々を参加対象とします(5〜6名程度)。参加は無料です。
- ミュージアム学芸員
- 文化施設スタッフ
- 文化政策などに係わる自治体職員
- その他、学芸員を目指す大学院生 など
応募方法
参加ご希望の方は、担当教員の佐々木亨特任教授に以下の2点をお書きの上、9月21日(木)までにメールをお送りください。メールアドレス(sasaki@let.hokudai.ac.jp)
- ご自身とミュージアムとのこれまでの係わりについて、お教えください。
- 我が国におけるミュージアムと観光の係わり方について、現状と課題をどう捉えていますか。
※なお、人数に限りがありますので、応募多数の場合はいただいたメールの内容によって選考する場合があります。結果は9月25日(月)にメールでお知らせいたします。
スケジール(予定)
メンバー確定後、以下の活動内容やスケジールを参加メンバーとともに再調整いたします。
- 10月:対象ミュージアムの機能と観光との関係性を具体的な事例から体系化
- 11月:対象ミュージアムにおける観光への役割・支援に関するロジックモデルを検討
- 12−1月:ロジックモデル検証のための評価調査の実施、その結果からロジックモデル修正。対象ミュージアムにおける観光への役割・支援のあり方を考察します。
お問い合わせ
060-0810 札幌市北区北10条西7丁目 北海道大学文学研究院内
プラス・ミュージアム・プログラム担当教員 佐々木亨
メール:sasaki@let.hokudai.ac.jp、 電話・ファックス:011-706-3067
事業実施体制
主催: 北海道大学文学研究院
共催: 北海道大学総合博物館
助成: 文化庁「令和5年度 大学における文化芸術推進事業」
(事業名「ミュージアムにおける異分野との「対話」と「寄り添い」を通じた人材育成事業」)