書香の森企画展示「ようこそ〈連環画〉世界へ」

ポスター

書香の森の企画展示を更新しました。この展示は中国文化論研究室の熊征さん(博士後期課程)の企画をもとに複数の研究室の大学院生等が協力して制作したものです。

ようこそ〈連環画〉の世界へ 連環画研究・増刊号

ごあいさつ

本展示では、北海道大学名誉教授・武田雅哉先生の所蔵する貴重な〈連環画(れんかんが)〉の現物、および武田先生を代表とする「連環画研究会」の研究成果をご披露いたします。

〈連環画〉は、中国語で「リエン ホワン ホワ」と言います。20世紀初頭に中国の上海で生まれた小さな劇画本で、「小人書(しょうじんしょ)」とも呼ばれました。一般にてのひらサイズで、1ページにつき1枚の絵と短い文字説明によって構成された連続絵物語です。連環画は、図書館や職場で借りることができたほか、街角の「小人書攤(しょうじんしょたん)」と呼ばれる貸本屋で安価で借り、その場に置かれた腰掛けに座って読みふけることもできました。

本展示では、「小人書攤」を再現し、武田先生の所蔵する連環画から代表的なものを時代の流れにしたがって展示するとともに、武田先生ご本人、および「連環画研究会」同志の研究成果の一端を紹介しています。連環画がどのように読まれていたのか、現代の私たちにとって、どのように読んだら面白いのかを感じていただけたら幸いです。

本展示の制作にご協力をいただきました武田雅哉先生と「連環画研究会」の皆様に深く感謝いたします。また、本展示の実現のためにご協力を賜りました、本学文学研究院とCoSTEPの教員と職員のみなさま、および学生の皆様に、心から御礼を申し上げます。

2023年2月13日
北海道大学大学院文学研究院

展示会期

  • 2023年2月13日(月)〜2023年5月13日(金)

展示会場

  • 文学研究院 玄関ホール横 書香の森展示スペース

企画等

  • 主催:北海道大学大学院文学研究院
  • 企画:熊 征(中国文化論研究室 博士後期課程)
  • 展示デザイン:熊 征
           寺農 織苑(博物館学研究室 博士後期課程)
  • 印刷デザイン:李 依蒓(中国文化論研究室 修士課程)
  • 協力:
    中国文化論研究室
    武田 雅哉、田村 容子、陳 恵陽(修士課程)胡 宋語嫣(修士課程)、姚 依平(研究生)、奥村 莉帆(学部生)
    書香の森展示ワーキンググループ
    谷本 晃久(日本史学研究室)、橋本 雄一(地域科学研究室)、佐々木 亨(博物館学研究室)、今村 信隆(芸術学研究室)、森岡 和子(研究推進室)
    北海道大学CoSTEP、中村健太(写真提供)
お問い合わせ
  • 今村 信隆(芸術学研究室)no_imamura@let.hokudai.ac.jp