29回北大人文学カフェ「交易品がつないだ、アイヌ琉球古代東アジア海のネットワーク」

フライヤー

第29回 北大人文学カフェ

交易品がつないだ、アイヌと琉球 — 古代東アジアの海のネットワーク

第29回の北大人文学カフェのテーマは「北東アジア古代史」。
話し手は、文学院 アイヌ・先住民学研究室の蓑島栄紀さんです。
オンライン開催、事前申し込み制です(当日参加も可能)。

日時等
  • 日時: 2022年7月31日(日)15:00〜16:30
  • 形式: オンライン開催(YouTubeライブ配信)
       事前申込制(当日参加可能)
       ※お申込せず当日参加される場合は、以下の視聴リンクよりご参加ください。
        当日14:30より接続可能です。
       ※2022年8月15日(月)午前9時までアーカイブ視聴可能です。
       ※アーカイブ視聴期間は終了しました。(2022.08.15)
        たくさんのご視聴ありがとうございました。
話し手

蓑島 栄紀(みのしま ひでき)さん
北海道大学アイヌ・先住民研究センター/大学院文学院アイヌ・先住民学研究室 准教授
[アイヌ史、日本・北東アジア古代史]

お話の概要

古代の北海道島は、日本や中国などの近隣の王権・国家にとって、王・貴族・武士などの支配者層の欲する多彩な貴重品の産地でした。おもな交易品として、各種の動物の毛皮類や、コンブやサケなどの水産物のほか、高品位な矢羽根として珍重されたワシの尾羽根が脚光を浴びています。古代日本から「南島」と呼ばれた琉球列島も同様で、螺鈿(らでん)原料として利用されたヤコウガイ、宋代の中国で火薬原料として膨大な需要のあった硫黄などの交易が注目されています。こうした多種多様な産物の生産や交易は、アイヌ史や琉球史を根底から動かしただけでなく、しばしば日本や中国、アジア・ユーラシアの歴史を左右する要因にもなりました。今回の人文学カフェでは、こうしたいくつかの交易品の流通に具体的に光をあてながら、それらがときには北方世界と南方世界を直接つなぎ、古代東アジアのグローバルなネットワークを構成する一部となっていたことをご紹介します。

お申し込み

以下の申込フォームよりお申し込みください。
申込期限: 2022年7月29日(金)17時

申込フォーム

お問い合わせ

北海道大学大学院文学研究院 研究推進室
Tel: 011-706-4083 Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp

主催

北海道大学 大学院文学研究院・人文学カフェ企画ワーキンググループ