12 北大人文学カフェ
「視線のドラマ」 開催のお知らせ

第12回 北大人文学カフェ

視線のドラマ
日本絵画史研究の鈴木先生と読みとく動物図鑑に潜むもの

今回のカフェのキーワードは「動物図鑑」「日本絵画史」。話し手は、文学研究科、芸術学講座の鈴木 幸人(すずき ゆきと)さん。「動物図鑑」と「日本絵画」という、一見、どう関連づけていいのかわからないお題を、日本絵画史の研究者が料理すれば一体、どんなお話に仕上がるのか?「動物図鑑」が懐かしい方も、新鮮な方も、是非お誘い合わせの上、お越しください。

日時・場所等
  • 日時: 2013年11月17日(日)15:00〜16:30(14:30開場)
  • 場所: 紀伊國屋書店札幌本店 sapporo55ビル インナーガーデン(北5西5)
  • 定員: 約100名 参加費無料・事前予約不要 当日直接開場にお越しください
  • 主催: 北海道大学大学院文学研究科・人文学カフェ実行委員会
話し手
  • 鈴木 幸人(すずき ゆきと)さん
    文学研究科准教授/日本美術史(近世絵画史)
お話の概要

今回の人文学カフェは、「動物図鑑」のお話。

ご存じでしょうか。昭和30年代に刊行されて一世を風靡した、ある世代の方々には思い出深い学習図鑑―「小学館の学習図鑑シリーズ」、その1冊であった「動物の図鑑」が、今回のお話のはじまりです。

この図鑑、ひとたびページをめくれば、たとえば、「アフリカのサバンナ」の見開きには、ライオン、シマウマ、キリン、アフリカゾウ…何種類もの動物たちがひとつの風景の中に描かれていました。現代の図鑑にはもう採用されないこの「パノラマ式」の描き方には、日本絵画の伝統や魅力が脈打っている―私は秘かに、そう思わずにはいられないのです。

学習動物図鑑に潜んでいた日本絵画史との秘められた関係、―そのキーワードは、「視線のドラマ」―それはそのまま、日本絵画の特色だと私には思えるのですが、それを一緒に覗いてみませんか?

私たちの世代には懐かしく、若い人たちには、きっと新鮮な、動物図鑑の世界にご招待いたしましょう。

お問い合わせ
  • 北海道大学大学院文学研究院 研究推進室
    Tel: 011-706-4083 Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp