本年度も文学院文学部キャリアガイダンス開催されました

2024年11月8日(金)(14:45~16:55)、W201教室で文学院・文学部キャリアガイダンスが開催されました。今年度も昨年度に引き続き、キャリアセンター職員と外部講師による講演と、内定者による体験談の2部構成として、対面とZoomによるハイブリッド方式で実施しました。当日は教室とZoom参加を合わせて24名の参加があり、32名だった昨年より数の上では減少しましたが、アンケートの結果は高評価でした。

第1部では、北海道大学キャリアセンターの濱岡小紗氏から「キャリアセンターの利用方法」についてお話がありました。キャリアセンターではキャリア相談を始めとして充実した就職支援がなされており、様々な情報も提供しているので、ぜひ足を運んでほしい、就職支援システムにも登録してほしいという内容でした。続いて、(株)ジェイ・ブロード北海道支社の菅野万里子氏から、同社の貴重なデータを示していただきながら、いつ、どのように就活を始めるのが良いかという、提案型の講演をしていただきました。各企業の採用活動スケジュールはインターン採用が主となりつつも、それ以外のルートも確保されていることが多いという説明の後、「就職活動は加点式であり、減点式の入学試験とは根本的に異なる」、「就職活動とは学生と企業がお互いを知るための場であって、これを言っておけば無難といった、誰でも使えるフレーズはない」といった、貴重なお話を伺うことができました。

株式会社ジェイ・ブロードによる講演

第2部では、今年度の内定者4名に、就職活動についての体験談を語っていただきました。報告者の内訳は、学部生(公務員)、学部生(情報業・記者職)、大学院修士課程学生(エンタメ・出版編集職)、大学院修士課程学生(学芸員)でした。それぞれの志望する業種に合わせて行われた体験談は、解決すべき課題を乗り越えて内定を得た点で学ぶべきところが志望先に関わらず多くあり、貴重な機会となりました。

内定者による体験報告

 今回のガイダンスはポスターのコピーを「踏み出そう!就活の第一歩」とし、文学部研究教育棟を中心に掲出を行い、まだ就職活動を始めていない学生に向けて情報発信を試みました。就活については、ネット上に信頼できるのかどうか不明な情報が流布されていますが、それらの取捨選択方法も含めて、就活を行って内定に至った成功事例の内実を知る機会を提供できたと思います。

今回のガイダンスの開催に際しましては、学生委員長の田村容子先生や文学事務部教務担当の皆さんを始め、多くの方々にご尽力いただきました。ご協力いただきました皆様に深く感謝いたします。

(報告:学生委員会進路開拓専門部会長 松嶌明男 西洋史学研究室教授)