以下のとおり、翻訳ワークショップ・シンポジウムが開催されます。第3回となる今回は、ワークショップ形式のシンポジウムのほか、今年度の文学部同窓会楡文賞を受賞された藤井 光さんの記念講演会も行われます。皆さまのご参加をお待ちしております。
日時:2015年3月26日(木)
午前の部10時30分-12時30分
午後の部13時30分〜
会場:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟 文系6番教室
事前申込不要、直接会場にお越しください
主催:翻訳ワークショップ・シンポジウム企画委員会
後援:北海道大学大学院文学研究科、文学研究科・文学部同窓会
お問い合わせ先
瀬名波 栄潤
TEL: 011-706-4085
Email: june*let.hokudai.ac.jp(*を@に変えてください)
午前の部|10:30-12:30 ワークショップ型シンポジウム
ヘミングウェイ生前未発表作品 “The Porter”の文体と翻訳
司会:瀬名波 栄潤(文学研究科西洋文学講座 教授)
講師
- 瀬名波 栄潤
「ヘミングウェイの文体と翻訳授業」 - 本荘 忠大(旭川工業高等専門学校 准教授)
「”The Porter”執筆の背景と内容について」 - 一橋 瑞葉(文学研究科 修士課程1年)
「”The Porter”の翻訳実践と課題」
コメンテーター:藤井 光(同志社大学文学部 准教授)
午後の部|13:30〜
楡文賞受賞記念講演「アメリカ文学の東西南北」
受賞講師:藤井 光(同志社大学文学部 准教授、本学文学部・文学研究科修了)
司会:池田 証壽(文学部同窓会代表幹事・言語情報学講座 教授)
講師紹介
藤井 光:同志社大学文学部英文科 准教授。北大文学部・文学研究科(修士・博士)卒修了後、学術振興会研究員として柴田元幸のもとで東京大学現代文芸論研究室の草創期に携わる。柴田がサルバドール・プランセシア著『紙の民』(白水社、2011年)の帯文において、「これだけ奇妙奇天烈で、これだけ悲しく、これだけ笑える小説が他にあったら教えてほしい。そういう奇妙奇天烈で悲しく笑える、だが訳するには種々の困難が伴うこの小説をあっさり訳してしまう訳者が他にいたら教えてほしい」と絶賛した新進気鋭の研究者・翻訳者。テア・オブレヒト著『タイガーズ・ワイフ』(新潮社)で、2013年本屋大賞(翻訳小説部門)受賞、また今年度の文学部同窓会楡文賞を受賞。