国際シンポジウム
侵略的外来哺乳類管理の進展2023
開催概要
日時
2023 年 2 月 23 日(木・祝) 8:50~17:30
形式
ZOOMを用いたオンライン形式(日-英同時通訳付き)
参加方法
事前申込要・参加費無料(先着200250名)
申込期限: 2023年2月20日(月)23:59 定員に達しましたので申込を締め切りました
申込が受理された方には、後日事務局からZOOM情報をお送りします
開催趣旨
世界的に緊急対応が求められている外来種問題ですが、中でも外来哺乳類は生物多様性のみならず、農業等の産業や人間の生活にまで多大な影響を及ぼすことで喫緊の対応が求められています。外来哺乳類の防除戦略については、2008年に沖縄で国際シンポジウムが開催されましたが、その後15年間の間に日本をはじめ世界各地で防除にも大きな進展が見られました。しかし一方で、まだ解決できていない問題も多く残されていることも事実です。そこで、世界における外来哺乳類防除の過去及び現在までの知見と経験を集約し、未来の効果的・効率的防除の在り方を探るという目的で国際シンポジウムの開催を企画いたしました。本シンポジウムは、当初は2020年に開催予定でしたが、COVID-19の感染拡大で中止となってしまいました。今回は未だ予測不能なCOVID-19感染状況を鑑み、オンライン開催といたします。英語-日本語の同時通訳システムを採用いたしますので、外来哺乳類防除に関わる多くの関係者の方々のご参加をお待ちいたしております。
プログラム
開会の辞・趣旨説明
午前の部:講演(09:00~12:15)
- 白井 啓(野生動物保護管理事務所(WMO))
「和歌山県におけるタイワンザルの根絶」 - 山田 文雄(沖縄大学)
「わが国における侵略的外来種ヨーロッパアナウサギOryctolagus cuniculusの野生化と根絶成功例」 - 城ヶ原 貴通(沖縄大学)
「奄美大島におけるマングースの管理」 - 橋本 琢磨(自然環境研究センター)
「日本における侵略的外来ネズミ類の管理」 - 亘 悠哉(森林総合研究所)
「日本における屋外ネコの影響と対策」 - 安田 雅俊(森林総合研究所)
「九州における特定外来生物クリハラリス(タイワンリス)の地域根絶への取り組み」 - 池田 透(北海道大学)・鈴木 嵩彬(岐阜大学)
「日本における侵略的外来アライグマ管理の課題」 - 淺野 玄(岐阜大学)
「外来哺乳類管理における避妊ワクチンの展望と課題」 - 石井 信夫(東京女子大学)
「日本の外来哺乳類管理の現状と課題」
昼食休憩(12:15~13:15)
午後の部:講演(13:15~15:30)・コメント(~16:10)
- ブルース・ウォーバートン(Landcare Research, New Zealand)
「ニュージーランドにおける効果的な侵略的外来哺乳類管理のための政策、規制、戦略的アプローチ」 - アル・グレン(Landcare Research, New Zealand)
「ニュージーランドに広域分布する侵略的外来種の管理と根絶戦略」 - アンドリュー・ゴームリー(Landcare Research, New Zealand)
「侵略的外来種の制御および監視戦略を設計するためのオンライン計画ツール」 - スティーブ・エリス(Tanaraki Regional Council, New Zealand)
「ニュージーランドの地域バイオセキュリティ体制」 - サンドロ・ベルトリノ(University of Turin, Italy)
「ヨーロッパにおける侵略的外来哺乳類の管理」 - スゴト・ロイ(IUCN, Switzerland)
「野生ネコ種に対するノラネコの世界的影響」
- コメント:フィル・カウワン(Landcare Research, New Zealand)
- コメント:環境省外来生物対策室
総合討論(16:25~17:25)
閉会の辞
主催
- 外来哺乳類管理公開国際シンポジウム実行委員会
(池田透:北海道大学、淺野玄:岐阜大学、鈴木嵩彬:岐阜大学)
後援
- 日本哺乳類学会,日本生態学会,日本霊長類学会,日本野生動物医学会, 環境省(予定)
- Hokkaido Summer Institute 2022 関連イベント支援事業
(本シンポジウムは、一部Hokkaido Summer Instituteの助成を受けて実施いたします)
お問い合わせ Contact
- AMIAM2023事務局
Email: amiam2023【at】ias-mgmt.org