30回北大人文学カフェ「斬られる京劇にみる女性、亡霊、そして現代中国 —」開催のお知らせ

フライヤー

第30回 北大人文学カフェ

斬られる女—京劇にみる女性、亡霊、そして現代中国—

第30回の北大人文学カフェのテーマは「京劇と現代中国」。
話し手は、文学研究院 中国文化論研究室の田村容子さんです。
対面とオンラインのハイブリッド開催、事前申し込み制です(当日参加も可能)。

日時等
  • 日時: 2022年11月13日(日)15:00〜16:30
  • 形式: 対面とオンラインのハイブリッド開催
    会場: 北海道大学 文系共同講義棟6番教室
              (札幌市北区北10条西7丁目)
        事前申込制(当日参加可能)

質問は質問フォームにて受け付けています(トーク開始から15:55まで)
(質問受付は終了しました)

話し手

田村 容子(たむら ようこ)さん
北海道大学大学院文学研究院 中国文化論研究室 准教授
[中国演劇、中国文学]

お話の概要

中国の伝統劇である京劇は、歌唱と伴奏の入った音楽劇です。俳優は、型のある演技を通して人物を表現しますが、その役柄は類型化されており、性別や身分などが扮装によってわかりやすく示されます。19世紀から20世紀にかけて隆盛した京劇の演技は、長い歴史をもつ伝統的な様式を継承しながら、日本や西洋の影響を受けた近代劇の要素も吸収し、時代に合わせて変化し続けています。

今回の人文学カフェでは、古典小説『水滸伝』を原作とするいくつかの作品の鑑賞を通し、それらに共通してあらわれる「斬られる女」の演技や、死者の霊魂がどのように表現されるかに注目します。日本を経由して受容された舞台装置、写実的なセットを用いて撮影された京劇映画、上演から削除された霊魂の存在、「斬られる女」と「斬る男」の心理描写、といったトピックから、現代中国における京劇の伝統と現在をご紹介します。

お申し込み

以下の申込フォームよりお申し込みください。
申込期限: 2022年11月11日(金)17時

(申込受付は終了しました)

お問い合わせ

北海道大学大学院文学研究院 研究推進室
Tel: 011-706-4083 Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp

主催

北海道大学 大学院文学研究院・人文学カフェ企画ワーキンググループ