「プラス1ピース読書会」
11『堀田善衞 乱世を生きる』(水溜 真由美 著)

ポスター

Vol.11『堀田善衞 乱世を生きる』

日時: 2019年6月27日(木)12:20〜12:45
   ※12:45から約5分程度、自由な質疑応答時間を設けます。

場所: 北海道大学文学研究院「書香の森」(玄関ホール横)

著者・おはなし: 水溜 真由美 先生(映像・現代文化論研究室 准教授)

乱世を生きた知の巨人を丁寧に再評価する試み

堀田善衞といえば、「戦後派作家」「芥川賞作家」「乱世の作家・思想家」というどちらかと言えば、硬派なイメージをもたれる方が多いかもしれません。しかし、堀田の文章は平明でユーモアがあり、親しみやすい作品が少なくありません。

堀田作品は、取り扱う範囲の幅広さも圧倒的です。フランス、ロシア、インド、中国、キリスト教、中世文学、ゴヤ、モンテーニュ、鴨長明、藤原定家、西行等々、まさに知の巨人といえるでしょう。意外なことに、これまで網羅的な研究がされていませんでした。

堀田作品を「史実と思想をミックスして読み物として再構成した作品」と評する水溜先生が、堀田の小説や評伝を網羅的かつ丁寧に読み直し、問い直した本書は、堀田作品の本質に迫り、作家の全体像を再評価するものです。水溜先生に、執筆のエピソードや堀田善衞の魅力 をお話しいただきましょう。

今回のプラス1ピースは?

1piece

ジブリ

ジブリ作品のあちこちに堀田善衞の影響があることはご存じでしょうか。
堀田善衞と宮崎駿との関係性について、水溜先生の解釈はいかに?

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