平成30年度公開講座「かなしむ人間」

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北海道大学大学院文学研究科・文学部

平成30年度公開講座 かなしむ人間

開講時期:平成30年5月16日(水)~平成30年7月18日(水)(毎週水曜日)

開講時間:午後6時30分~8時00分

実施会場:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W103室

受講対象:満18歳以上の方(定員80人 )

受講料:5,000 円

修了証書:7回以上受講した方には修了証書をお渡しします。

申込期間:平成30年4月11日(水)~平成30年5月7日(月)(土・日・祝日を除く)

申込先:北海道大学大学院文学研究科・文学部庶務担当
〒060-0810 札幌市北区北10条西7丁目
TEL: 011-706-3003・3060
FAX: 011-706-4803
Email: wwwadmin@let.hokudai.ac.jp(件名に「公開講座申込み」とご記入願います。)

申込手続:事前に電話(FAX又はEメール)でお申し込みください。
お申込みがございましたら受講申込書と振込用紙を郵送しますので、郵便局または銀行等の「窓口」で受講料をお支払いのうえ、受付証明書(E票)を受講申込書に貼り付け、持参または郵送により上記申込先あて提出願います。

その他

  1. お支払いが確認できましたら、講義内容の要旨をお送りします。
  2. 納入した受講料はお返しできませんので、ご了承願います。
  3. 会場には、受講者のための駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用願います。
  4. 本講座で得られた個人情報については、本学の行事等の案内以外には利用しません。
  5. 本講座は道民カレッジ連携講座(教養コース15単位)に指定されます。
  6. ご不明な点については、北海道大学文学研究科・文学部庶務担当あてお問い合わせください。

講座のテーマ

かなしむ人間

講座の趣旨

今回の公開講座のテーマは、一昨年の「悩める人間」、昨年の「恋する人間」につづいて、「人間」三部作を目論んで、「かなしむ人間」としてみました。「かなしみ」(悲、哀、愛、愁、歎、そして涙)は、古今東西、人間と社会に、否応なく是非なく存在してきました。しかしながら、だからこそ、かなしみと共にあることが、じつは、人間の根源なのかもしれない…。こうした思いをもとに、かなしみの諸相を、多様で多彩な研究分野を擁する北大文学研究科ならではの視点や方法論によって、受講生のみなさんと一緒に、問いかけ、探っていきたいと思っています。

北海道大学文学研究科・文学部では、思想、宗教、文学、語学、歴史などの文献や資料をあつかう分野はもとより、心理学、行動科学、社会学、生態学、地理学などの実験やフィールドワークをともなう分野まで、さまざまな研究・教育が行われています。これらの学問の諸相にふれていただくために、毎年、公開講座が開催されています。今回の公開講座でも「かなしむ人間」を共通のテーマとして、多岐にわたる学問の諸相にふれていただきます。

本公開講座を通じて、人間と恋に関する深い知識と理解がえられ、私たちの人生をより豊かなものにする手がかりとなれば、これに勝る喜びはありません。北海道大学の新緑のキャンパスで楽しい夕べを過ごしましょう。

講義日程・講義題目・講師一覧

  • 第1回 5月16日(水)
    悲しき雪舟
    大学院文学研究科 准教授 橋本 雄
  • 第2回 5月23日(水)
    溥儀の悲憤 ー「宣統十六年」の紫禁城
    大学院文学研究科 教授 吉開 将人
  • 第3回 5月30日(水)
    泣く人、嘆く人々 ー天神縁起の人々
    大学院文学研究科 准教授 鈴木 幸人
  • 4回 6月6日(水)
    母と子のかなしみ ー聖母マリアとイエス・キリストの図像学
    大学院文学研究科 教授 谷古宇 尚
  • 第5回 6月13日(水)
    かなしむ身体 ージャン=リュック・ゴダール『女と男のいる舗道』
    大学院文学研究科 准教授 阿部 嘉昭
  • 第6回 6月20日(水)
    “かなしい音楽”の心理学 ー万華鏡的アプローチ
    大学院文学研究科 教授 安達 真由美
  • 第7回 6月27日(水)
    紙の原料生産地で何が起きているか ー環境ガバナンスをめぐる「隠れた物語」を掘り起こす
    大学院文学研究科 准教授 笹岡 正俊
  • 第8回 7月4日(水)
    仏教における「悲」ー凡夫の「悲」(かなしみ)と仏陀の「悲」(あわれみ)
    大学院文学研究科 准教授 林寺 正俊
  • 第9回 7月11日(水)
    愁歎の人形浄瑠璃 
    大学院文学研究科 教授 冨田 康之
  • 第10回 7月18日(水)
    質疑応答
    上記講師全員