
2026年5月13日、本研究院の竹澤正哲文学研究院副研究院長がMarieta Arabadjieva 駐日ブルガリア共和国特命全権大使の表敬訪問を受けました。Arabadjieva大使はソフィア大学で日本学の学士号及び修士号を取得されており、竹澤副研究院長との談話では流暢な日本語と英語で日本とブルガリアとのつながり、IT技術や認知科学、現代ブルガリア文学など多様な分野における研究・教育の現状、文学研究院との学術交流について意見を交わしました。本学のOGGsプログラムNJE3ではパートナー校であるSofia University St. Kliment Ohridskiと協働で2024年3月と2025年11月に実習プログラムを行いました。同プログラムを担当した菅井准教授を中心に、今後も同大学との交流の発展が期待されています。さらに、文学研究院の教員が多く兼務する人間知・脳・AI研究教育センターにも話題が及び、同席した日本プロバレーボールチームのコーチを務めるKristian Michailov氏からはスポーツで活用されるVR技術の現況についても議論が深まりました。
表敬訪問に続いてArabadjieva大使とMichailov氏は5限目に開講された講義「西洋言語学ブルガリア語入門2026」に参加し、出席した21名の学生と交流しました。授業の初めに、まず菅井健太准教授(言語科学研究室)から簡単な紹介があり、Arabadjieva大使からは日本でも知名度の高いヨーグルトやバラのほか様々な魅力あふれるブルガリアについての紹介がありました。続いて、Michailov氏からは現在、氏がプロチームのコーチを務めるバレーボールを始めとした両国のスポーツについて話があり、若い世代の積極的な交流が推奨されました。
次に、質疑応答の時間が設けられ、Arabadjieva大使からは「知っているブルガリア語」や「ブルガリアのイメージ」、「ブルガリア語学習を始めたきっかけ」などについて問いかけがありました。学生からは、大使の仕事やブルガリアの魅力についての質問のほか、菅井准教授のサポートを受けながらブルガリア語で好きな本や食べ物、映画、民族音楽についての質問に対し、大阪・関西万博2025などの振興事業、ブルガリアの民族音楽を現代風にアレンジしたMONAや現在シーズン6まで放映されているドラマUndercover、ヨーロッパ随一の温泉地やリゾート地がある黒海沿岸、ちょうど日本語の翻訳版が出版されたTime Shelterなどが紹介されました。また、今年12月に東京外国語大学で開催を予定している大使館主催ブルガリア語弁論大会について案内がありました。2023年に始まり今年4回目を迎える同大会の発起人でもあるArabadjieva大使は、大会に参加する学生への支援や4月に始めたばかりでも十分間に合うことを説明、弁論大会への参加を促しました。
授業の最後には、記念に集合写真を撮るとともに、ブルガリア語を学習する北大生が、将来、日本とブルガリアを結ぶ懸け橋となり活躍することを心待ちにしていることを述べ、しめくくりました。



