「環境と社会」研究会主催・講演会
東電福島第一原発事故とビキニ事件:海の放射能汚染を取材して
日時:2017年11月29日(水)18:30-20:30(18:10開場)
※終了後懇親会を予定しております
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)2階W201室
報告者:奥秋 聡さん(NHK沖縄放送局・ディレクター)
報告の内容
福島の原発事故により、大量の放射性物質が海洋に放出され、魚の汚染が相次ぎました。そのとき科学者たちは、汚染の実態を明らかにするように動くことができたのでしょうか?実は、1954年のビキニ事件の時に、科学者たちが画期的な海洋調査を行い、放射能汚染の実態を世界に示しました。しかし、そのときに得た教訓は、現在の科学者たちには引き継がれていませんでした。社会を揺るがすような事故や事件が起きたとき、科学者に何ができるのか。番組取材で感じたことを中心に話題提供していただきます。
報告者プロフィール
東京大学農学生命科学研究科修士課程(森林科学専攻)修了後、99年NHK入局。鹿児島放送局、静岡放送局、制作局文化・福祉番組部などで、主にドキュメンタリー番組を制作。ETV特集「海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸~」、ETV特集「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」、ETV特集「あとにつづくものを信じて走れ~井上ひさしさんの残したメッセージ~」などを制作。著書に「海の放射能に立ち向かった日本人」(旬報社)がある。
お問い合わせ
笹岡 正俊(北海道大学大学院文学研究科)
TEL: 011-706-2303
Email: m.sasaoka*let.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてください)