第10回 北大人文学カフェ
明治十五年の《アポロ讃歌》 ープラトンがつないだ古代ギリシアと日本
今回のカフェのキーワードは「思想史」。話し手は、文学研究科、倫理学講座の近藤 智彦(こんどう ともひこ)さん。古代ギリシア・ローマの倫理学・思想史の専門家です。
日時・場所等
- 日時: 2013年3月3日(日)15:00〜16:30(14:30開場)
- 場所: 紀伊國屋書店札幌本店 sapporo55ビル インナーガーデン(北5西5)
- 定員: 約100名 参加費無料・事前予約不要 当日直接開場にお越しください
- 主催: 北海道大学大学院文学研究科・人文学カフェ実行委員会
話し手
- 近藤 智彦(こんどう ともひこ)さん
文学研究科准教授/古代ギリシア・ローマの倫理学・思想史
お話の概要
明治15年(1882年)1月31日。この日東京で、満員の聴衆を前に、紀元二世紀の古代ギリシアの音楽を雅楽として蘇らせた一曲《アポロ讃歌》が演奏されました。なぜ、二千年も前のギリシアの音楽が明治期の日本で、しかも和楽器で演奏されたのでしょうか? 今回の話し手の近藤智彦さんによれば、この古代ギリシアの音楽と雅楽の不思議な出会いには、同じく古代ギリシアの哲学者プラトンの主著『国家』の思想がかかわっているそうなのですが―
謎が謎を呼ぶ、広く深い思想史の森。それは自分自身を知る森でもあります。みなさん、近藤さんとこの森を散歩してみませんか。当日は雅楽版《アポロ讃歌》の再現映像も紹介します。(演奏:伶楽舎)
お問い合わせ
- 北海道大学大学院文学研究科 研究推進室
Tel: 011-706-4083 Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp