書香の森の企画展示を更新しました。この展示は、2024年度後期のミュージアム・スタディーズ演習「ミュージアム資料の動物誌20242」(担当教員: 久井貴世准教授)にて企画・制作した展示をブラッシュアップしたものです。久井准教授監修のもと、哲学倫理学、芸術学、博物館学、映像・現代文化論、行動科学、地域科学の各研究室から参集した8名の学生が協力して制作しました。都市で生まれ都市で生きるキタキツネについて「都市ギツネ」、「エキノコックス」、「餌付け」の3つのポイントからその実像に迫り、彼らとわたしたちの関わりについて考えていきます。
キタキツネがきた?
はじめに
もふもふ!かわいい?ちょっと怖い? そんなキタキツネ、みなさんも街の中で見かけたことはありませんか? 北海道を代表する動物として親しまれているキタキツネ、アイヌ文化において、毛皮や肉をもたらす狩猟の対象としての姿も知られています。
そんな彼らを街中で見かけたとき、みなさんはどう思うでしょうか。「かわいい! 写真撮りたい!」、「街中にもいるんだ!」、「住んでいた山を追われて街に出てきてしまったのかな」、「食べるものはあるのかな?」など、色々なことが頭に浮かびますね。
本展示では主に、現在の都市で見られるキタキツネとわたしたちの関わりについて、「都市ギツネ」、「エキノコックス」、「餌付け」の3つのポイントから考えていきます。
今、わたしたちの近くにいるキタキツネの世界へ!
展示会期
- 2025年6月13日(金)〜8月29日(金)
平日 9:00〜17:00
展示会場
- 文学研究院 玄関ホール横 書香の森展示スペース
企画展示関係者
- 主催:北海道大学大学院文学研究院
- 企画:書香の森展示「キタキツネがきた?」企画グループ
猪沢未来、酒本健介、髙橋慧人[博物館学研究室]
金井大輝[映像・現代文化論研究室]
北川りさ[芸術学研究室]
田村涼馬[地域科学研究室]
日暮隼[哲学倫理学研究室]
安本嶺杏[行動科学研究室] - 監修:久井貴世[博物館学研究室]
- 印刷デザイン:猪沢未来、髙橋慧人[博物館学研究室]
- 協力:池田貴子[北海道大学CoSTEP]
石本万象[博物館学研究室]
書香の森ワーキンググループ(浅沼敬子[芸術学研究室]、今村信隆[芸術学研究室]、橋本雄一[地域科学研究室])、久井貴世[博物館学研究室]、森岡和子[研究推進室])
お問い合わせ
- kitakitsune2025@let.hokudai.ac.jp
関連イベント
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- 日時: 2025年7月5日(土)13:30-15:00
- 会場: オープンイノベーションハブ エンレイソウ1F メインラウンジ
- 定員: 50名(先着順)
都市部に生息するキタキツネを研究する池田貴子特任講師(北海道大学CoSTEP)と、動物に関する歴史と文化について研究する久井貴世准教授(文学研究院)をお迎えし、展示企画メンバーの学生と「近」 くに「今」いるキタキツネについて考えます。 2 人の博士とキタキツネを愛する学生たちは、同じ空間で、異なる視点から、いったい何を語るのか。さあ、あなたも都市ギツネの部屋をノックしてみよう!
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※参加推奨年齢10 歳~