第6回 北大人文学カフェ
その言い方が人を怒らせる —文脈を科学する—
今回のカフェのテーマは「ことば」。話し手は、文学研究科、言語情報学講座の加藤重広(かとう しげひろ)さん。言語学、日本語学、語用論の専門家です。
日時・場所等
- 日時: 2011年9月10日(土)15:00〜16:30(14:30開場)
- 場所: 紀伊國屋書店札幌本店 sapporo55ビル インナーガーデン(北5西5)
- 定員: 約100名 参加費無料・事前予約不要 当日直接開場にお越しください
- 主催: 北海道大学大学院文学研究科・人文学カフェ実行委員会
話し手
- 加藤 重広(かとう しげひろ)さん
文学研究科教授/言語学、日本語学、語用論
お話の概要
人と会話していて、なんとなく相手のことばに不愉快になったり、自分の言いたいことがうまく伝わらなくて誤解されたり—-誰しもそんなことばの行き違いの経験があるのではないでしょうか。わたしたちは、コミュニケーションがうまくいかない原因を「微妙なニュアンス」、「空気が読めない」といった表現で語りがちです。でも、ニュアンスや空気って一体なんなのでしょう。
今回の話し手の加藤重広さんは、ことばの専門家。ことばが原因で起こるさまざまなコミュニケーションの問題を、「語用論」というツールを用いて科学的に分析します。語用論とは言語学の中でも新しい研究分野で、さまざまなことばの使い方を「文脈を科学する」ことにより解き明かしていくことができます。加藤さんの手にかかれば、敬語も方言も流行語も、あらゆることばが、あざやかに切り分けられていきます。
ことばのコミュニケーションに不安をもつ方も、ことばそのものに興味がある方も、加藤さんと一緒に、ことばについて考えながら楽しいひとときを過ごしましょう。
お問い合わせ
- 北海道大学大学院文学研究科 研究推進室
Tel: 011-706-4083 Email: kenkyu@let.hokudai.ac.jp