岩下 明裕

プロフィール

岩下 明裕 教授 / IWASHITA Akihiro
研究内容

ユーラシアをめぐる国境問題がどのように国際政治理論を再構築できるかを日々、考えている。

研究分野
ユーラシアをめぐる国境問題
キーワード
国境、カシミール、ペシャワル、北方領土、ワシントン
文学院 担当専攻/講座/研究室
人文学専攻/スラブ・ユーラシア学講座/スラブ・ユーラシア学研究室
関連リンク

Lab.letters

Lab.letters 研究室からのメッセージ
スラブ・ユーラシア学研究室岩下 明裕 教授

国境問題の解決を目指し
ボーダースタディーズを先導

地球上に我々人類が引いた「国境」には、政治、経済、外交などの国際関係から国境地帯に暮らす住民の日常までさまざまな問題が関わっています。国境線をどこに引くのか、日々の国境線管理をどうするのか。こうした国境問題が多い旧ソ連領やアジアではこれまで、比較検討できる体系的なネットワークが整備されてこなかったのが現状でした。そこで北海道大学が中心となって「ボーダースタディーズ」(境界研究)のネットワーク化に着手。世界の事例に学ぶだけでなく、根室市、対馬市、与那国町、小笠原村という領土問題を抱える諸地域の首長を招いた国境フォーラムやセミナーも積極的に行っています。

サンディエゴのアメリカ・メキシコ国境に立つ岩下先生。人文社会系の部局を横断する境界研究ユニット(UBRJ)のまとめ役。
一世紀以上も前に樺太(サハリン)に設置された「旧日露国境標石」

北に集う世界の境界研究者
惑わされない自分になる

世界のグローバル化が進み、国境研究も脱・中央集権の時代へ。北海道に集まる世界の境界研究者との交流を通じて、メディアには載らないリアルな最新情報を手に入れることも可能になりました。一例を挙げると、中央から見る隣国のイメージと国境地帯の住民が相手に向けるまなざしには天と地の開きがあり、後者のほうがはるかに冷静で実利的といえます。これから境界研究を目指す皆さんも、もっともらしい情報に惑わされている自分はいませんか。オリジナルの情報を出発点に、自分の頭で考える姿勢を大切にしてください。自分の選択に責任と覚悟を持てる研究者へと成長していく皆さんを応援しています。

(聞き手・構成 佐藤優子)

メッセージ

ロシア外交やユーラシアの国際関係に関心をお持ちの方はどうぞお越しください。

教育活動

授業担当(文学院)

  • スラブ・ユーラシア研究特殊講義
  • スラブ・ユーラシア総合研究特別演習

おすすめの本

  • 岩下明裕『北方領土問題:4でも0でも、2でもなく』中公新書、2005年。