優大

プロフィール

李 優大 講師 / RI Yudai
研究内容

19世紀から20世紀にかけてのロシア帝国/ソビエト連邦とイランの間のトランスナショナルな歴史について研究してきました。最近は、ソ連・中東関係とソ連・極東関係を比較したり、カスピ海・黒海・日本海の事例を基に国際法の観点からソ連の海洋政策を研究したりしています。

研究分野
ロシア中東関係史、カスピ海地域の国際関係
キーワード
ソ連、イラン、アゼルバイジャン、カスピ海
文学院 担当専攻/講座/研究室
人文学専攻/スラブ・ユーラシア学講座/スラブ・ユーラシア学研究室
連絡先

Email: yudairi*slav.hokudai.ac.jp 
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研究生を希望される外国人留学生(日本在住者をふくむ)は、「研究生出願要項【外国人留学生】」に従って、定められた期間に応募してください。教員に直接メールを送信しても返信はありません。
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メッセージ

日本では、スラブ・ユーラシア地域を専門する研究者に限らず、より一般に歴史研究者は、各国の文書館を渉猟して史料を集め、そうした史料を丹念に読み込むことに往々にして長けています。ですが、自戒を込めて申し上げると、その結果として狭い研究分野に没入してしまい、大きな議論や他分野との対話は苦手としがちです。そのため例えば、いざ国際学会に馳せ参じると、もちろん英語力も関係しているのでしょうが、広い歴史学的な枠組みで物事を考える訓練を受けてきた欧米の研究者から浴びせられる想定外の質問に面喰うことがあります。史料の読み込みや現地調査のための語学力が必須であることは言うまでもありませんが、同時にさまざまな分野の古典や名著を乱読することもまた重要です。

研究活動

略歴

1993年生まれ。2017年東京大学文学部歴史文化学科東洋史学専修課程卒業、2019年東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻修士課程修了、 2023年同博士課程単位取得退学、2024年博士(法学)。2019–2022年日本学術振興会特別研究員DC1、2023–2026年東海大学国際学部特任講師、2026年より北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター講師。

主要業績

  • 「南コーカサスを貫く東西軸と南北軸:アゼルバイジャンを要とした国際関係の眺望」『ロシア・ユーラシアの社会』第1079号、2026年、2–17頁。
  • 「浸潤する主権:ロシア革命後の ロシア・イランの跨境史(1917年~1927年)」東京大学大学院法学政治学研究科 博士論文、2024年。
  • 「赤のキャビア、ソ連の海:カスピ海イラン岸における漁業利権の歴史(19 世紀前半―20 世紀前半)」『スラブ研究』第70号、2023年、37–71頁。
  • 「法多元性とトランスナショナリズムにいかに対処するか:カピチュレーション撤廃後の一九二〇年代ソ連・イラン関係」『ロシア史研究』第109号、2022年、31–58頁。
  • 「ソ連の環カスピ海地域に対する地理認識:北部イラン石油利権をめぐる1920年代の国際関係を事例に」『ロシア・東欧研究』第51号、2022年、76–90頁。
  • 「ソヴェト・ロシアの対イラン外交の始まり」『国際政治』第201号、2020年、49–65頁。

所属学会

  • ロシア・東欧学会
  • ソビエト史研究会
  • 日本国際政治学会
  • ロシア史研究会

教育活動

授業担当(文学院)

  • スラブ・ユーラシア相関研究特別演習

おすすめの本

  • マイケル・マン(森本醇、君塚直隆)『ソーシャル・パワー:社会的な〈力〉の世界歴史Ⅱ 階級と国民国家の「長い19世紀」(上・下)』NTT出版、2005年。
    過去や現在をどのようなファクターによって分節して考察するべきか、その有力な方法の一つを教えてくれます。