内容紹介
世に悩みの種はつきものです。一挙解消の妙薬は処方できませんが、古今東西の文学や思想、歴史、社会科学の最新知見から、文学部の講師陣が《悩める人間》というテーマにせまります。悩みについて知れば、人生を豊かにするヒントが見つかるかも。
(文学研究科ライブラリ15)
著者からのコメント
経済的な苦しさ、人に認められない辛さ、愛する人との別れ、体や心の不調など、人生に悩みは尽きません。しかし、誰の心にも悩みは生まれてくるものです。本書を読み返してみますと、悩む心は創造する力の源になっていて、その結果、私たちの社会を豊かにしているように思います。
本書は、北海道大学大学院・文学研究科で平成28年度に開催された公開講座「悩める人間 ―人文学で四苦八苦(シックハック)―」をまとめたものです。公開講座では、一回ごとに講師が入れ替わって、様々な話題が提供されました。各回の講師が本書の執筆者となっています。
(あとがきより抜粋)
外部リンク
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ