2015.08.25

時を編む人間

人文科学の時間論
著者名:
田山 忠行(編著), 小川 健二, 高橋 泰城, 野村 益寛, 権 錫永, 小杉 康, 田口 茂, 千葉 惠
文学院・文学研究院教員:
小川 健二 おがわ けんじ 教員ページ
権 錫永 くぉん そぎょん 教員ページ
小杉 康 こすぎ やすし 教員ページ
高橋 泰城 たかはし たいき 教員ページ
田口 茂 たぐち しげる 教員ページ
田山 忠行(名誉教授) たやま ただゆき
野村 益寛 のむら ますひろ 教員ページ

内容紹介

時間とは何であり、人は時間とどのような関わりを持って生きているのでしょうか。
 
本書では、時を超えて多くの人々が興味を抱き思索してきた「時間」をテーマに、哲学、歴史学、考古学、言語学、心理学、行動科学など人文科学のさまざまな専門家が話題を提供します。読み進めるうちにこれら学問の広さと奥行きの深さに触れ、その魅力に気づくことでしょう。本書を通じて、人と時間の関わりの多様な側面を知って理解を深め、限られた時間を有効活用し生活をより豊かなものにする手がかりとしていただければ幸いです。
 
(文学研究科ライブラリ12)

※第1章 意識と時間(田山 忠行 著)において使用した引用文献と参考文献はこちら

ISBN: 9784832933941
発行日: 2015.08.25
体裁: B6判 255ページ
定価: 本体価格2,400円+税
出版社: 北海道大学出版会
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

はしがき
第一章 意識と時間…田山忠行
――数秒の時間をめぐって
第二章 学習する脳と時間…小川健二
第三章 時間の神経経済学…高橋泰城
第四章 比喩表現からみた〈時間〉…野村益寛
第五章 前近代の時間と近代の時間…権  錫 永
――交差する二つの時間
第六章 太古の時を追い求めて…小 杉  康
――時間と考古学
第七章 〈交差〉としての時間…田 口  茂
――異質なものたちの出合い
第八章 時間とは何か…千 葉  惠
――クロノス(運動の数)とカイロス(永遠の徴)
あとがき
執筆者紹介