2015.03.31

食と文化

時空をこえた食卓から
著者名:
細田 典明(編著), 佐々木 啓, 守川 知子, 山本 文彦, 武田 雅哉, 大西 郁夫, 仁平 尊明, 樽本 英樹
文学院・文学研究院教員:
大西 郁夫(名誉教授) おおにし いくお
佐々木 啓 ささき けい 教員ページ
武田 雅哉(名誉教授) たけだ まさや
樽本 英樹(元教員) たるもと ひでき
仁平 尊明(元教員) にへい たかあき
細田 典明(名誉教授) ほそだ のりあき
守川 知子(元教員) もりかわ ともこ
山本 文彦 やまもと ふみひこ 教員ページ

内容紹介

食の話題のア・ラ・カルト! たっぷり召し上がれ。
 
人は食を通じて命を繋いでいくとともに、生活を豊かにして来ました。本書では「食と文化」をテーマとして、思想・歴史・地域・社会の面から、「食」の様々なあり方と問題点を探求します。
 
各執筆者の専門分野は、一見すると接点が少ないようですが、「食と文化」という人の営みと関わっているという点では共通しています。各執筆者は、専門分野からみた食と文化の諸相について、分かりやすい具体例から論じてゆきます。例えば、仏典や聖書は食べ物についてどのように説いているのか、ヨーロッパ中世・近世の旅と飲食、ペルシア宮廷の食事、中国やロシアに見る食の風景を文学から取り上げ、諸外国の歴史や文学と食に関する話題を提供します。さらに、地理学からブラジルにおけるサトウキビ栽培の発展を取り上げ、国際社会学から食と文化の問題を考えます。
 
身近な食の話題から、時間・空間を縦横無尽に飛び回る。北大文学部公開講座の醍醐味をぞんぶんに味わってください。
 
(文学研究科ライブラリ10)

ISBN: 9784832933880
発行日: 2015.03.31
体裁: B6判 253ページ
定価: 本体価格2,400円+税
出版社: 北海道大学出版会
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第一章 古代インドの食の概念と食物の起源…細田典明
第二章 聖書は食べ物について何を教えているか…佐々木啓
第三章 ペルシア宮廷のワインとシャーベット…守川知子
第四章 中世・近世ヨーロッパの食文化…山本文彦
第五章 猪八戒は食いしん坊か?…武田雅哉
第六章 ロシア文学における食の風景…大西郁夫
第七章 ブラジルにおけるサトウキビ生産の発展…仁平尊明
第八章 フランスに見る食と文化の国際社会学…樽本英樹