内容紹介
近年、研究が飛躍的に進展した日明関係史に関する入門書です。概説書や事典としても使えるでしょう。「アジアのなかの遣明船」を主題に掲げ、外交・貿易・宗教・文化交流などの諸テーマや、比較や連環といった複合的視点により、14~16 世紀東アジア国際交流史の実態に迫ります。日本史・東洋史のみならず、文学・美術史・考古学などの専門家総勢35名を執筆者に迎え、現在における研究の到達点を示すことを目指して制作しました。
著者からのコメント
構想5年あまりの作品で、ようやく刊行に漕ぎ着けられました。恩師を核とする共同研究グループに集う仲間を中心に作り上げたもので、学際研究の粋をある程度示しえたと思います。御協力戴いた皆様に、あらためて感謝です。
それにしても、「遣明船の歴史」「日明関係史」に特化した入門書というには、本書はあまりに濃密かつ重厚です(「巨冊」という評価を幾人かの方から戴きました)。内容・目次等は、版元Website(下記外部リンク)をご参照ください。主編者村井章介先生の「はしがき」を立ち読みすれば、本書の「売り」がたちどころに分かります!
本書のテーマに自分は関係ないや、と思っている人でも、是非、本書を実際に覗いてみてください。必ずや何らかの発見とヒントがあるはずです。皆様に、あたたかく、あるいは厳しく迎えられることを、編者一同、お待ちしております。
外部リンク
〔出版社〕勉誠出版の紹介ページ