内容紹介
「ミュージアム」は成長しています。それは運営にかかわる者たちも、思考や行動が変わっていくことを意味しています。そんな変化が新しい「ミュージアム」を創り、「ひと」と「まち」の変化をもたらします。「ひと」に寄り添い、「まち」とともに歩む、「ミュージアム」のいまを切り取りました。
著者からのコメント
博物館、資料館、美術館など、公共文化施設を考える時、地域の魅力を発信する観光資源、経済的な側面を無視することはできません。他方でミュージアムには、「ひと」や「まち」に寄り添い、じっくりと時間をかけて人びとの生き方にかかわり、地域とともに育っていくという側面があることも事実です。
本書は、学芸員や関係者が自ら変わり、その結果、思考と行動が変容し、ミュージアムが変わるとともに、その成果が地域にどう波及するかを考察しました。地域が、ひとが、ミュージアムが変わり、成長し、学芸員も学び変わっていきます。利用者の多様なライフコースに寄り添っていける新しいミュージアムの可能性を発見できるはずです。
なお、本書は北海道大学で開講した「学芸員リカレント教育プログラム」(文化庁助成、2018〜2020年度)の成果の一部です。
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外部リンク
〔出版社〕水曜社の紹介ページ