内容紹介
ちぶさ、にゅうぼう、ちち、むね、おっぱい……日本語だけでも、いろいろな名前で呼ばれている、人体のこの部位(女性に限りません)は、歴史の中で、地域によって、ゆらぎ、ふくらんで、人間の想像力にさまざまな刺激を与えてきました。いま、22名の執筆者が、豊富な図版とともに、その多彩な表象を解き明かします。日本、中国、西洋、それぞれの乳房観を概観する総論、テーマを掘り下げる各論とともに、楽しいコラムも多数ご用意。
著者からのコメント
今回お届けする本は、科研(JSPS科研費JP25284065)の成果報告でもありますが、あくまでも一般の読者を想定した1冊の本として、ご家族そろってお楽しみいただけるよう、編集したものです。執筆者22名のうち、半分ほどが北大文学研究科にゆかりのある研究者です。松江崇先生、妙木忍先生など、なつかしいかたがたにも参加いただきました。ちなみに「岩波書店の猛獣使い」として勇名を馳せる、編集担当の渡部朝香さんは、かつての北大文学部・国語国文学専攻の卒業生であります。
外部リンク
〔出版社〕岩波書店の紹介ページ