内容紹介
本書は,無料で入手できるGIS(地理情報システム)ソフトの1つであるQGIS ver.2.18.1‘Las Palmas’(2017年8月リリース)の基本操作を解説した後,それを用いた津波防災に関する空間情報の可視化・分析・検証について研究成果を紹介しています。また,本書は国や地方自治体のオープンデータを防災に活用するための基礎知識や技術を提供しています。初版からの変更は以下の通りです。(1)地理院地図とQGISとの対応方法を追加,(2)PDFなどの画像からQGISデータを手入力で作成する方法を追加,(3)e-Statの2015年国勢調査データ(2017年7月公開)の利用方法を追加,(4)北海道日本海沿岸津波浸水想定データ(2017年2月公開)の分析事例を追加,(5)津波避難ビルへの徒歩避難シミュレーションの事例を追加,(6)スマホによる集団避難移動ログ分析の事例を追加。
著者からのコメント
初版と同様に,本書はオープンデータを活用し,津波ハザードマップを作るための解説を行っています。文章の通り操作をすれば,誰でもQGISで一連の操作を行えるように工夫しております。本書では,編者が北海道の危機対策課主催の委員会などで行った作業をもとに,津波防災に関する情報の作成・流通・利用の促進に貢献したいと考え,必要な内容をまとめました。(表紙のカラーイメージはMSN-00100百式です。)
外部リンク
〔出版社〕古今書院の紹介ページ