2016.10.10

社会心理学概論

著者名:
北村 英哉・内田 由紀子【編】
竹澤正哲(分担執筆:15章)
文学院・文学研究院教員:
竹澤 正哲 たけざわ まさのり 教員ページ

内容紹介

(出版社による解説より)古典的で典型的なトピックスから、進化や脳科学など第一線のトピックスまで。各章古典的知見から最新の研究まで網羅的に解説。社会心理学の全貌を学ぶ。人の心の社会性の深淵と広がりにふれ、日進月歩の研究の道標となる、オープンな決定版。

著者からのコメント

 アメリカの大学で用いられる教科書は、とても分厚くて、それ一冊を読めば当該分野について包括的な知識を得られるように書かれています。ところが、日本の大学の教科書は薄いものばかりで、内容の広さと深さの両方において、とてもではないですがアメリカの教科書に叶いません。
 この本は「これさえあれば、しばらくは日本で社会心理学の他の教科書が必要なくなるような包括的な本を」という掛け声の下、中堅から若手の研究者26名が結集して執筆された、全404ページに渡る本です。各章では関連文献が数多く引用されており、この本を出発点として必要な英語論文を見つけて、さらに専門的な勉強ができるようになっています。社会心理学についてこれだけ深く広く書かれた日本語の教科書は、しばらくは登場しそうにありません。執筆陣には、北海道大学文学部行動システム科学講座の卒業生や在籍したことがある研究者が数多く含まれています。それもこの本の見所でしょう。

ISBN: 9784779510595
発行日: 2016.10.10
体裁: B5判 398ページ
定価: 本体価格3,500円+税
出版社: ナカニシヤ出版
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

1.社会心理学の古典的研究
2.社会的認知
3.ステレオタイプ
4.社会的推論
5.自己過程と自己制御
6.感情と道徳
7.態度と説得
8.対人行動
9.人間関係
10.コミュニケーション
11.組織と集団過程
12.集団間関係
13.インターネット
14.文化
15.進化的アプローチ
16.アクションリサーチ
17.健康
18.環境
19.規範と法
20.社会神経科学