内容紹介
宗教とは何か、宗教は死後世界をどのようなものと考えてきたのか、宗教は性差別やカルト問題とどう関わっているのかなどの、宗教についての15のトピックをわかりやすく解説しています。古典的な理論から現代的な課題まで網羅的に扱い、大学レベルの教養が身につく宗教学入門書の決定版です。ひとりの著者による一貫性のある記述となっており、通読することで宗教学の基本や宗教の基礎知識が身に付くように工夫されています。
著者からのコメント
「宗教学って、宗教哲学のことでしょ」と言われたこともあれば、「宗教学と宗教社会学って同じだよね」と言われたこともあります。そういうことを言われるたびに、「いや、宗教学っていうのが、あるんだよ」と言い返してきたのですが、これまではそれがどういうものか、説明するのに手間取っていました。ですが、これからは「とりあえず、これを読んでみて」と言うことができそうです。
宗教学の入門書はいろいろあるのですが、ひとりの著者が書き通したものは決して多くはありません。本書は「宗教学って、こういうことをやることなんだ」ということを私なりに書いたものですが、単著であるゆえに、一貫性はあると思います。ですが、これが答えだ、と言うつもりはなく、むしろ、批判的に読んでいただくことによって、その人なりに宗教について考えていくきっかけがつかめるかもしれないと思います(考えながら読み進めて頂けるように工夫したつもりです)。
宗教の研究というと、キリスト教の聖書や仏教の経典の研究を思い浮かべる人も多いと思います。もちろん、本書でもそういった諸宗教の基礎知識について解説をしています。ですが、宗教学が扱うのはそうした狭い意味での「宗教」だけではありません。本書を読んでいただければ、誰にとっても宗教が身近であるということ、また宗教という視点から世界を見ていくことで、捉えられるものがあるのだということをご理解いただけると思います。
まずは、お手にとって(あるいは北大出版会のnoteに掲載された「試し読み」を)ご覧いただければ幸いです。
外部リンク
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ
〔試し読み〕北海道大学出版会note
