2014.05.20

祈りの現象学

ハイラーの宗教理論
著者名:
宮嶋 俊一(著)
文学研究院教員:
宮嶋 俊一 みやじま しゅんいち 教員ページ

内容紹介

祈りとは何か、そして宗教とは何か。宗教現象学の古典であるハイラーの『祈り』を読み解き、批判的継承の先に宗教研究の新たな可能性を模索した労作。邦書では初となるハイラーの本格的研究である。『祈り』の分析を通じ、宗教現象の類型論や宗教史の問題、さらに宗教概念の問題を論じることで、宗教研究のあり方をあらためて問い直す。「祈り」があらためて注目されつつある現代において、祈り研究の古典に向き合う意味は大きい。

著者からのコメント

本書は「祈り」そのものについて論じたものではなく、「祈り」研究のあり方について、ハイラーの『祈り』の分析を通じて、考えてみたものです。一見、遠回りのように思えますが、こうした作業を通じて、「祈り」とは何か、そして「宗教」とは何かをきちんと考えていくことができるようになると思っています。博士論文をベースとしていますので、専門外の方には、少しとっつきが悪いかもしれませんが、序章を読んでいただければ、宗教を「研究」するとはどういうことか、少しだけわかって頂けるのではないかと思います。

ISBN: 9784779508127
発行日: 2014.05.20
体裁: B6判 268ページ
定価: 本体価格2,600円+税
出版社: ナカニシヤ出版
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第Ⅰ部 ハイラーと『祈り』
 第1章 ハイラーの生涯と『祈り』の内容
 第2章 祈りの類型論
第Ⅱ部 類型論の諸問題
 第3章 「祈りの儀礼化」について
 第4章 「預言者的/神秘主義的」という類型について
 第5章 「哲学者の祈り」について
第Ⅲ部 宗教概念と宗教史
 第6章 宗教概念の問題
 第7章 「サドゥー論争」をめぐる宗教史の問題