内容紹介
中世のキリスト教的な原理に基づく有機的秩序が解体するなかで、16世紀には救貧法が教区を行政組織として再建、18世紀にはそれを補完するかたちで医療や教育などの中間団体が自発的結社として設立された。本書は、豊富な一次史料に基づく実証研究と最新の歴史理論を結合しながら、宗教改革から産業革命にいたる社会変容を中間団体の再編過程として捉え、そこにイギリス福祉国家の歴史的源流を見て取ろうとする。
外部リンク
〔出版社〕東京大学出版会の紹介ページ
中世のキリスト教的な原理に基づく有機的秩序が解体するなかで、16世紀には救貧法が教区を行政組織として再建、18世紀にはそれを補完するかたちで医療や教育などの中間団体が自発的結社として設立された。本書は、豊富な一次史料に基づく実証研究と最新の歴史理論を結合しながら、宗教改革から産業革命にいたる社会変容を中間団体の再編過程として捉え、そこにイギリス福祉国家の歴史的源流を見て取ろうとする。
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序章 福祉国家史研究への視座
第1章 福祉国家の歴史的起点
第一部 中間団体と地域社会
第2章 アソシエーションの社会的起源
第3章 医療と中産階級の形成
第4章 モラル・リフォメーション運動の展開
第二部 統治体制の再編
第5章 救貧法体制の動揺
第6章 ナポレオン戦争期の政治社会の再編
終 章 福祉国家への展望
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