2005.10.20

マレーシア経済発展とアジア通貨危機

著者名:
橋本 雄一(著)
文学院・文学研究院教員:
橋本 雄一 はしもと ゆういち 教員ページ

内容紹介

1980年代後半から急激な経済成長を遂げ、世界銀行に「奇跡の成長」と評価された東南アジア。しかし、1997年にタイで通貨危機が発生し、続いてインドネシアも深刻な危機に陥ります。東南アジア各国の経済がマイナス成長に転じ、マレーシアも経済の悪化が顕著になります。IMFから緊縮財政の要求が強まる中、マレーシア政府が打った驚きの打開策とは? 通貨危機を中心に構成した新しい経済地理学の成果をご覧下さい。

著者からのコメント

本書は,マレーシアを事例として,経済のグローバル化による発展途上国の経済変化を解説しました。将来いかなる分野に進もうと,現代社会に生きる者として経済・金融の基礎知識は必須です。本書はマレーシアと日本の経済的関係を中心とした地理学の入門書ですが,経済・空間・技術・知的所有権などに関する基礎知識を学ぶのに適しています。

ISBN: 9784772214759
発行日: 2005.10.20
体裁: A5判・283ページ
定価: 本体価格3,200円+税
出版社: 古今書院
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 はじめに
第2章 マレーシアの歴史
第3章 アジア通貨危機
第4章 マレーシアにおける日系企業の進出と知的クラスターの形成
第5章 高度経済成長期におけるマレーシアの一次産品輸出
第6章 マレーシアにおける経済変化と港湾整備
第7章 多国籍企業の展開に伴うマレーシアの知的所有権制度の整備