2023.10.06

「地理総合」GIS教育 

ー基礎・実践・評価ー
著者名:
橋本雄一 編
文学院・文学研究院教員:
橋本 雄一 はしもと ゆういち 教員ページ

内容紹介

現代社会では地図活用能力が不可欠になっており,その教育を担うのは2022年から始まった高校の必履修科目「地理総合」です。この科目におけるGIS教育を中心に,第1部ではGIS教育の基礎知識と国土地理院の教育支援等について,第2部では高校における様々な授業実践や観点別評価の方法と課題などについて解説しました。第3部では大学の教職科目でGISの考え方や技能をどのように培うか教員養成の課題を検討しています。

著者からのコメント

現代社会において地図活用能力は不可欠です。この能力の育成に2022年から高校で始まった「地理総合」は大きな役割を担っています。「地理総合」において生徒達は地図やGISを学び,それによる地図活用能力の向上が期待されますが,GIS教育は新しく導入されたものであるため,これを掘り下げた書籍が必要になるのではないかと思い,本書を出版しました。
本書は高校で「地理総合」を担当する先生方だけでなく,大学で教員養成の授業を担当する先生方,教員を目指す大学院生や学部生,学校内外で「地理総合」の教育支援を考える方を対象としています。

 

ISBN: 9784772253482
発行日: 2023.10.06
体裁: B5判 132頁
定価: 本体3,200円 (税別)
出版社: 古今書院
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1部 「地理総合」におけるGISの基礎知識と教育支援
第1章 学習指導要領における「地理総合」のGIS教育(三橋浩志)
第2章 国土地理院における「地理総合」への支援(大塚力)
第3章 「地理総合」の教科書におけるGIS(橋本雄一)

 

第2部 高等学校における学習指導とGIS教育
第4章 「地理総合・地理探究」と探究学習の相互還流(石橋生)
第5章 身近な事例に置き換えて考える手段としてのGIS (河合豊明)
第6章 地図とGISの学習指導におけるルーブリックと観点別評価(栗山絵理)
第7章 GIS技能と地図表現技能、地理的な見方・考え方を涵養するのはどちら?(小林岳人)
第8章 「地理総合」における地図とGISを扱う授業と評価の進め方(田中隆志)

 

第3部 大学における教員養成とGIS教育
第9章 大学教職科目で培うGISの考え方、技能、評価方法(森泰三)
第10章 先端技術とGISを活用した防災教育の実践(塩﨑大輔・橋本雄一)
第11章「地理総合」と地図リテラシーの向上(若林芳樹)