内容紹介
紀元前4世紀から紀元後6世紀まで、北海道島では稲作も古墳もみられない続縄文文化が分布していました。それは、縄文文化、弥生文化、古墳文化とどのような関係にあるのでしょうか。アイヌ文化につながる北海道島の長期的な歴史のなかで、どのような意味をもっているのでしょうか。こうした問題を資源利用の観点から解明したのが本書です。
著者からのコメント
人類による資源利用の長期的歴史の解明は私の研究テーマのひとつですが、本書で続縄文文化だけに焦点をしぼったのは私が学部生のときから取り組んでいた思い入れの強い時期だからです。世界遺産にもなった北日本の縄文文化の特徴を浮き彫りにするうえでも、関心が高まりつつあるアイヌ文化の成り立ちを解明するうえでも、続縄文文化は欠かすことのできないワンピースなのです。
外部リンク
〔出版社〕吉川弘文館の紹介ページ