2022.03.18

世界史の考え

シリーズ歴史総合を学ぶ〈1〉
著者名:
小川幸司・成田龍一 編、長谷川貴彦(ゲスト講師)
文学院・文学研究院教員:
長谷川 貴彦 はせがわ たかひこ 教員ページ

内容紹介

近現代の日本史・世界史を総合し、近代化、大衆化、グローバル化の歴史像を考える高校の必修科目「歴史総合」が始まる。本書は、中国史、イギリス史、アメリカ史、アフリカ史、中東史の歴史家とともに、近現代史の古典的名著を題材に、これまでの歴史研究の展開やその最前線、歴史分析の多様な理論やアプローチについて、座談会形式での問いや対話による文字通りの「歴史総合」の実践を示す。

著者からのコメント

本書は、高校歴史新科目「歴史総合」を理解するための基本的コンセプトを提供し、かつ歴史研究の過去から現在までを射程に入れて世界史というものを論じており、多くの学生・教師・市民に多様な読まれ方をするものと期待している。

ISBN: 9784004319177
発行日: 2022.03.18
体裁: 新書判・378ページ
定価: 本体価格1,160円+税
出版社: 岩波書店
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

Ⅰ 近代化の歴史像
第一章 近世から近代への移行
第二章 近代の構造・近代の展開
Ⅱ 国際秩序の変化と大衆化の歴史像
第三章 帝国主義の展開
第四章 二〇世紀と二つの世界大戦
Ⅲ グローバル化の歴史像
第五章 現代世界と私たち