2021.04.15

入門社会調査法(第4版)

2ステップで基礎から学ぶ
著者名:
轟 亮、杉野 勇、平沢 和司(編)
文学院・文学研究院教員:
平沢 和司 ひらさわ かずし 教員ページ

内容紹介

社会調査のうち量的調査を中心に、方法論をまとめたテキストである。社会調査で何がわかるのか、量的調査は質的調査とどこが異なるのか、調査対象者をどう選べばよいのか、調査を実施する際には何に留意すべきか、得られたデータをどう分析すればよいのか、分析が終わったデータをどうすればよいのか、などを具体的に論じている。

著者からのコメント

2010年に初版を出版してから3回の改訂を行った。今回の第4版では、近年増えているウェブ調査や、問われることが増えてきた調査倫理などについて加筆したほか、細部にわたって記述を見直した。社会調査というと単なる方法論と捉えられがちだが、社会を測定し解釈するという意味では、社会調査は社会学の営みそのものといってもよいのではないだろうか。著者(平沢)は第4章、第13章、第14章などを執筆。

ISBN: 9784589041418
発行日: 2021.04.15
体裁: A5判・272ページ
定価: 本体価格2,500円+税
出版社: 法律文化社
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

  • 第1章 社会調査とは何か―調査法、はじめの一歩
  • 第2章 社会調査の種類―質的調査と量的調査とは?
  • 第3章 社会調査のプロセス―アイディアから後かたづけまで
  • 第4章 社会調査のデザイン―因果分析を念頭に調査を設計するには?
  • 第5章 実査の方法―どのようなデータ収集法を選べば良いのか?
  • 第6章 調査票の作成―質問の作成からレイアウトまで
  • 第7章 サンプリング―対象者はどのように選べば良いのか?
  • 第8章 調査の実施―郵送法・個別面接法・インターネット調査
  • 第9章 データの電子ファイル化―大切な正確性と一貫性
  • 第10章 データの基礎的集計―たくさんの情報を要約する
  • 第11章 統計的推測―見えない「全体」に対する想像力
  • 第12章 変数間の関連―データを分析する
  • 第13章 調査倫理とデータの管理―調査のフィナーレまでしっかりと
  • 第14章 社会調査の意義と今日的課題―私たちはいま何を考えるべきか?