内容紹介
統合失調症などにおいてみられる妄想についての哲学的な考察。妄想は信念の機能不全であるという見解を擁護し(Chapter 1)、その立場から、妄想についての三つの問い「妄想はどのような種類の心的状態であるか」(Chapter 2)、「妄想が病的な信念であるのはなぜか」(Chapter 3)、「妄想はどのようなプロセスによって生じるか」(Chapter 4)に答える。
著者からのコメント
私の初めての単著です。2013-2014年に日本学術振興会海外特別研究員としてイギリスのバーミンガム大学にて行った研究をまとめたものです。100ページ強しかない短い本ですが、当時はこれだけの分量の英語を書くのにとても苦労しました。
外部リンク
〔出版社〕Routledgeの紹介ページ