内容紹介
同時期に社会主義体制から転換し、EUに加盟したチェコ、スロヴァキア、ポーランド、ハンガリー、エストニア、ラトヴィア、リトアニア。東欧革命30年を経て、世界金融危機・欧州難民危機後のポピュリズムの台頭に苦悩する中東欧諸国の政治の全体像に迫る。
著者からのコメント
東欧諸国に関しては、独立以前にドイツ・ロシア・ハプスブルクの支配を受けていた地域とオスマンの支配を受けていた地域とに分け、前者を中東欧、後者を南東欧(バルカン)と称することがありますが、この本は主として前者に属する諸国における社会主義体制の解体後の政治のあり方について、各国における政党政治を軸に整理を行ったものです。なおこの本の内容の一部は、2020年度に担当した文学部の「スラブ社会文化論」において講義したものでもあります。
外部リンク
〔出版社〕東京大学出版会の紹介ページ