2008.03.20

新訂 博物館経営情報論

著者名:
佐々木亨・亀井修・竹内有理(著)
文学院・文学研究院教員:
佐々木 亨 ささき とおる 教員ページ

内容紹介

放送大学の授業では、この印刷教材(テキスト)とともに、番組収録(この科目はラジオ番組)という大切な仕事があります。テキストの内容と番組の内容は相互補完的に作られています。一方で、テキストは図書として残り、読まれ続けるものです。そのため、当時の最新の研究成果や文献を、できるだけテキストに盛り込むようにしました。

著者からのコメント

はじめて担当した放送大学の印刷教材(テキスト)でした。いま(2020年)、学芸員資格に必要な科目は「博物館経営論」と「博物館情報・メディア論」にわかれています。しかし、博物館という機関を多面的に捉えるためには、複数の分野から総合的に眺めるのが有効です。当時の目次を見てそう思いました。

私が、学芸員資格を取得した当時は、経営論も、資料論も展示論なども、すべて一括りで「博物館学」という時代でした。博物館の見え方、捉え方がいまとは違っていたように思います。

関連書籍
ISBN: 9784595308260
発行日: 2008.03.20
体裁: A5判・269ページ
定価: 本体価格2,600円+税
出版社: 放送大学教育振興会
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

1.ミュージアムになぜ経営が必要か
2.博物館の人材・組織・財政・各種団体
3.博物館経営の手法①:マーケティングと利用者調査
4.博物館経営の手法②:事業評価の手法とシステム
5.公立博物館の経営形態:指定管理者制度
6.博物館とそれを取り巻く人々・社会
7.博物館教育の歴史と今後の方向性
8.博物館教育の理論
9.博物館教育の実践①:展示へのアプローチ
10.博物館教育の実践②:地域連携とボランティア
11.博物館における情報
12.博物館活動の情報化
13.情報技術と博物館
14.博物館経営と情報論
15.博物館にとって本当に必要なものは何か