2020.09.30

中国台湾香港の現代宗教

政教関係と宗教政策
著者名:
櫻井 義秀(編著)、伍 嘉誠(分担執筆)
文学研究院教員:
伍 嘉誠 ご かせい 教員ページ
櫻井 義秀 さくらい よしひで 教員ページ

内容紹介

現代中国における宗教のダイナミズムとは、宗教復興と宗教統制のせめぎ合い、宗教団体と中国共産党との駆け引きといえる。近現代の中国・台湾・香港における宗教統治から中国宗教の趨勢までを国家による統制を手掛かりに社会学的視点から考察する。

著者からのコメント

私はこの10年間ほど中国を中心に政教関係と宗教政策について研究を進め、その間多くの研究者と出会ってきました。本書は、研究交流で知遇を得た現代中国・台湾・香港の第一級の宗教研究者に執筆を依頼した編著です。

東アジアの研究を行う方にとっては手元において損のない資料になるかと思います。習近平政権による宗教統治の厳格化と新型コロナウイルスの感染拡大状況から、東アジアでは現場に足を運んで現代宗教を研究することが難しくなっております。いい時代に調査できた研究とも言えます。

また、北海道大大学大学院には中国から多数の留学生が学びにきていますが、自身の国の宗教文化や宗教政策について知らないことが多いのではないでしょうか。図書館などで目を通してみてください。

ISBN: 9784750350875
発行日: 2020.09.30
体裁: 四六判・344ページ
定価: 本体価格3,800円+税
出版社: 明石書店
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 中国における三つの宗教市場
第2章 現代中国におけるチベット仏教と漢族の交流と課題
第3章 国家をかわす
第4章 キリスト教系NPOの障害児養護を通じた公共領域への展開
第5章 現代中国における新興家庭教会の公開化路線
第6章 香港の基督教と雨傘運動
第7章 台湾における宗教参加と宗教認知の多元性
第8章 台湾における伝統的宗教文化の社会的位置づけ
第9章 台湾における忠烈祠の形成と変容