内容紹介
著者の一人カルペパーさんは,英国における語用論研究の現在の第一人者であり,日本語用論学会第20回記念大会にも招聘しました。語用論の入門書というと,前世紀の成果を中心にまとめることが多いので古色蒼然としがちですが,原著は今世紀の発展を踏まえた新しい語用論の概説書になっています。特に,研究全体をよく理解しているからできた構成で,今後の語用論の研究領域のあり方をよく示しています。
著者からのコメント
原文の英語はわかりやすいのですが、訳しやすいとは言えず、訳出には4人とも苦労しました。それでも、全体を通して椎名美智先生が訳文を工夫し、細かいところまで津田さん(研究者編集部)がチェックしてくれたので、だいぶ読みやすく仕上がっています。ポライトネスは対人語用論で扱われていますが、新しい進歩がよくわかります。
外部リンク
〔出版社〕研究社の紹介ページ