2020.07.31

新しい語用論の世界

英語からのアプローチ
著者名:
ジョナサン・カルペパー、マイケル・ホー〔著〕、椎名美智〔監訳〕 、 加藤重広、滝浦真人、東泉裕子〔訳〕
文学院・文学研究院教員:
加藤 重広 かとう しげひろ 教員ページ

内容紹介

著者の一人カルペパーさんは,英国における語用論研究の現在の第一人者であり,日本語用論学会第20回記念大会にも招聘しました。語用論の入門書というと,前世紀の成果を中心にまとめることが多いので古色蒼然としがちですが,原著は今世紀の発展を踏まえた新しい語用論の概説書になっています。特に,研究全体をよく理解しているからできた構成で,今後の語用論の研究領域のあり方をよく示しています。

著者からのコメント

原文の英語はわかりやすいのですが、訳しやすいとは言えず、訳出には4人とも苦労しました。それでも、全体を通して椎名美智先生が訳文を工夫し、細かいところまで津田さん(研究者編集部)がチェックしてくれたので、だいぶ読みやすく仕上がっています。ポライトネスは対人語用論で扱われていますが、新しい進歩がよくわかります。

ISBN: 9784327401733
発行日: 2020.07.31
体裁: A5判・386ページ
定価: 本体価格5,000円+税
出版社: 研究社
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 イントロダクション
第2章 指示語用論
第3章 情報語用論
第4章 語用論的意味1
第5章 語用論的意味2
第6章 語用論的行為
第7章 対人語用論
第8章 メタ語用論
第9章 結論