2020.08.05

樺太における戦争の終結

知取協定
著者名:
ニコライ・ヴィシネフスキー(著)
小山内道子(訳)白木沢旭児(解説)
文学院・文学研究院教員:
白木沢 旭児 しらきざわ あさひこ 教員ページ

内容紹介

樺太では1945年8月22日まで戦闘が続いていた。ソ連側の樺太進攻への意図・戦闘全般・停戦交渉をソ連側兵士の証言と日本とロシアの史料や多くの写真で描く。

著者からのコメント

原著者のニコライ・ヴィシネフスキーさんは、元サハリン郷土博物館館長で、サハリン史の専門家です。かつて先住民の歴史を小山内道子訳『トナカイ王』成文社、2006年として出版しましたが、今回も同じコンビで日本語訳を刊行しました。当時の樺太在住日本人が知り得なかったことがわかります。

  • 2020.07.21 北海道新聞 全道朝刊(社会)にて紹介
    〈戦後75年〉ユジノの歴史研究者 日ソ協定を独自調査 北大教授ら協力 和訳本出版へ 樺太停戦 光を当てたい
    記事内容要約: 内容: ロシア・サハリン州の歴史研究者が執筆した、旧ソ連軍と日本軍が交わした停戦協定に関する本の和訳版『樺太における日ソ戦争の終結 知取協定』が8月上旬に出版される。白木沢教授は、和訳本の出版を提案し、解説を担当した。
ISBN: 9784275021229
発行日: 2020.08.05
体裁: A5判・137ページ
定価: 本体価格2,800円+税
出版社: 御茶の水書房
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 南サハリンをめぐる避け難い戦闘
第2章 停戦会談の場所―知取
第3章 戦争が終わった日
第4章 司令官たち―平和な日常への困難な道のり
解説(白木沢旭児)
訳者あとがき