内容紹介
日々進化する「語用論」の幅広い内容を、豊富な日本語と英語の例を中心に学ぶための概説書です。多岐にわたる語用論の諸分野を研究の第一線で活躍する研究者に懇切に解説してもらっています。特に新しい語用論の成果や先端的な研究の紹介などを含み、ここから「語用論の深い森」に入っていけます。語用論の深い森で迷わないためのガイドブックとして使えるようになっています。
著者からのコメント
言語研究の中でも、そして、最近は言語だけでなく、さまざまな研究と複合する研究方法論としても、語用論は日々更新され、日々広がっています。語用論のこのような現状を私は語用論の「深い森」と呼んでいます。深い森に足を踏み入れるのはちょっと怖いけれども、実は、興味深い研究テーマに満ちており、誰も足を踏み入れたことのない未踏の領域が眠っているかもしれません。語用論のような新しい領域には新しい探検家や冒険家が必要です。十年は使える概説書をつくろうと考えて、各章執筆の先生に細かい注文を出して(多少嫌われつつ)なんとか完成にこぎつけたものです。
外部リンク
〔出版社〕研究社の紹介ページ