2020.03.31

はじめての語用論

基礎から応用まで
著者名:
加藤 重広、澤田 淳(編)
文学院・文学研究院教員:
加藤 重広 かとう しげひろ 教員ページ

内容紹介

日々進化する「語用論」の幅広い内容を、豊富な日本語と英語の例を中心に学ぶための概説書です。多岐にわたる語用論の諸分野を研究の第一線で活躍する研究者に懇切に解説してもらっています。特に新しい語用論の成果や先端的な研究の紹介などを含み、ここから「語用論の深い森」に入っていけます。語用論の深い森で迷わないためのガイドブックとして使えるようになっています。

著者からのコメント

言語研究の中でも、そして、最近は言語だけでなく、さまざまな研究と複合する研究方法論としても、語用論は日々更新され、日々広がっています。語用論のこのような現状を私は語用論の「深い森」と呼んでいます。深い森に足を踏み入れるのはちょっと怖いけれども、実は、興味深い研究テーマに満ちており、誰も足を踏み入れたことのない未踏の領域が眠っているかもしれません。語用論のような新しい領域には新しい探検家や冒険家が必要です。十年は使える概説書をつくろうと考えて、各章執筆の先生に細かい注文を出して(多少嫌われつつ)なんとか完成にこぎつけたものです。

ISBN: 9784327378233
発行日: 2020.03.31
体裁: A5判・290ページ
定価: 本体価格2,500円+税
出版社: 研究社
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 語用論とは何か(澤田淳)
第2章 グライス語用論(澤田治)
第3章 情報語用論(大島デイヴィッド義和)
第4章 対人語用論(滝浦真人)
第5章 指示語用論(澤田淳)
第6章 言語行為論(加藤重広)
第7章 関連性理論(井門亮)
第8章 認知言語学と語用論(松本曜)
第9章 文法研究と語用論(澤田淳)
第10章 会話分析(高木智世)
第11章 メタ語用論(小野寺典子)
第12章 歴史語用論(椎名美智)
第13章 対照語用論と文化対照(井上優)
第14章 英語教育と応用語用論(内田諭)
第15章 日本語教育と応用語用論(小野正樹)