2019.05.31

犬からみた人類史

著者名:
大石高典・近藤祉秋・池田光穂(編)
北原次郎太・立澤史郎(分担執筆)
文学院・文学研究院教員:
近藤 祉秋(元教員) こんどう しあき
立澤 史郎 たつざわ しろう 教員ページ

内容紹介

イヌとヒトの関係を人類史の視点からまとめたマルチスピーシーズ研究の論集です!文化人類学、民俗学、歴史学、哲学・思想、動物行動学、遺伝学といった様々な学術分野の最新知見に加えて、現役狩猟者が執筆した論考もあります。とくに狩猟に関心ある方におすすめです。世界各地の狩猟採集文化における犬との付き合いから良い猟犬の育て方まで、必携の書となることを請け合います。

著者からのコメント

この本には編者の一人として関わりましたが、数年間の準備期間を経て、ようやく出版にこぎつけた思い入れのある論集です。アイヌ・先住民学講座の北原次郎太先生、地域科学講座の立澤史郎先生にもご寄稿いただいています。ぜひ手にとっていただければ幸いです!

ISBN: 9784585230700
発行日: 2019.05.31
体裁: A5判・480ページ
定価: 本体価格3,800円+税
出版社: 勉誠出版
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

序章 犬革命宣言―犬から人類史をみる

第1部: 犬革命

  • 第1章 イヌはなぜ吠えるか―牧畜とイヌ 藪田慎司
  • 第2章 犬を使用する狩猟法(犬猟)の人類史 池谷和信
  • 第3章 動物考古学からみた縄文時代のイヌ 小宮孟
  • 第4章 犬の性格を遺伝子からみる 村山美穂
  • 第5章 イヌとヒトをつなぐ眼 今野晃嗣
  • 第6章 犬祖神話と動物観 山田仁史
  • 【コラム1】文明と野生の境界を行き来するイヌのイメージ 石倉敏明
  • 【コラム2】人と関わりをもたない犬?―オーストラリア先住民アボリジニとディンゴ 平野智佳子

第2部: 犬と人の社会史

  • 第7章 カメルーンのバカ・ピグミーにおける犬をめぐる社会関係とトレーニング 大石高典
  • 第8章 猟犬の死をめぐる考察―宮崎県椎葉村における猟師と猟犬の接触領域に着目して 合原織部
  • 第9章 御猟場と見切り猟―猟法と犬利用の歴史的変遷 大道良太
  • 第10章 「聞く犬」の誕生―内陸アラスカにおける人と犬の百年 近藤祉秋
  • 第11章 樺太アイヌのヌソ(犬ぞり) 北原次郎太
  • 第12章 忠犬ハチ公と軍犬 溝口元
  • 第13章 紀州犬における犬種の「合成」と衰退―日本犬とはなんだったのか 志村真幸
  • 第14章 狩猟者から見た日本の狩猟犬事情 大道良太
  • 【コラム3】南方熊楠と犬―「犬に関する民俗と伝説」を中心に 志村真幸

第3部: 犬と人の未来学

  • 第15章 境界で吠える犬たち―人類学と小説のあいだで 菅原和孝
  • 第16章 葬られた犬―その心意と歴史的変遷 加藤秀雄
  • 第17章 犬をパートナーとすること―ドイツにおける動物性愛者のセクシュアリティ 濱野千尋
  • 第18章 ブータンの街角にたむろするイヌたち 小林舞・湯本貴和
  • 第19章 イヌとニンゲンの〈共存〉についての覚え書き 池田光穂
  • 【コラム4】イヌのアトピー性皮膚炎 牛山美穂
  • 【コラム5】シカ肉ドッグフードからみる人獣共通のウェルビーイング 立澤史郎・近藤祉秋