内容紹介
統合失調症または双極症などの精神障がいのある人々が、医療技術の発展した国においても社会の周縁での生活を余儀なくされている、あるいはされやすいのはなぜなのか。
この問いに対して本書では、精神障がい当事者の方々、そのご家族、医療福祉従事者、一般の人々の4つの集団を対象に、日本とフランス、日本とベトナムといった精神医療制度の類似する/異なる地域間での質的および量的な社会調査データを用いてアプローチします。
著者からのコメント
精神障がい/精神疾患のある人と聞くと、何となく距離を取りたいと思ってしまったり、「その人たちが社会の周縁で暮らすのは仕方がない」と、排除を容認してしまったりするのはなぜなのか。どのような社会的な条件があれば、排除の許容から脱して、精神障がい/精神疾患のある人を社会に必要なひとりの人として包摂する社会へと近づけるのか。そのヒントを質的調査、量的調査の社会調査を駆使して探索しました。
社会的排除や社会的マイノリティの尊厳、社会調査法にご関心のある方に広くお手に取っていただければ幸いです。
<刊行後の反響>
書評
- 『社会と調査』(一般社団法人社会調査協会)2025年3月No34 評者・佐藤典子 氏
- 『保健医療社会学論集』2025 年 35 巻 2 号 p. 124-125(日本保健医療社会学会) 評者・心光世津子 氏
- 『社会と倫理』2025年40巻 (南山大学社会倫理研究所)評者・土田幸子 氏
- 『フォーラム現代社会』2025年24巻 (関西社会学会)評者・土屋葉 氏
外部リンク
〔出版社〕ナカニシヤ出版の紹介ページ
